RapidKL アンパン線
Laluan Ampang / Ampang Line

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RapidKL アンパン線はSentul Timul(スントゥルティムール)〜Chan Sow Lin(チャンソウリン)〜Ampang(アンパン)間およびChan Sow Lin〜Sri Petaling(スリプタリン)間を結ぶ、総計25駅27.0kmを結ぶ路線である。全区間が地上で、うち地平区間が17.6km、高架区間が9.4km。全区間複線(左側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は、メインのものがAmpang駅付近にあり、Sri Petaling駅には留置線がある。1996年12月16日にSultan Ismail(スルタンイスマイル)〜Ampang間、1998年7月11日にChan Sow Lin〜Sri Petaling間、1998年12月6日にSentul Timul〜Sultan Ismail間が開通した。

当路線はこれまで路線名を2度変更している。開業時はSTAR Line(STARはSistem Transit Aliran Ringanの略=マレー語で「ライトレールトランジットシステム」の意味) と呼ばれており、2005年よりアンパン線とスリペタリン線、2007年4月に両路線を総称してアンパン線とされた。

運転系統は、Sentul Timul〜Ampang間とSentul Timul〜Sri Petaling間を運行するものの2系統で、Sentul Timul→Chan Sow Lin間は、2つの行先の列車がほぼ交互に運行される。

列車は2両連接車を3ユニット繋げた6両編成で運転される。車両はオーストラリアのWalkers Limited製。1996年に30編成(180両)が製造された。ユニット間(2・3両目間よび4・5両目間)は通り抜けは出来ない、独特の構造となっている。

現在、Sri Petaling〜Putra Heights(プトラヘイツ)間13駅17.7kmが延伸予定である。Putra Heightsではクラナジャヤ線と接続する見込み。

(路線図:管理人制作)

アンパン線の列車。Walkers Limited製で、主な電装品はAdtranz製。2両ユニットの連接車を3本繋いだ6両編成で運行される(中間ユニットには、乗務員室は設置されていない)。マレーシア初の標準軌・第三軌条方式の路線である。車体はコルゲート付のステンレス製。

Sungai Besiにて
一部編成は、先頭部の塗りわけが変更(簡易化)されている。

Plaza Rakyatにて
世界一高いツインタワー「ペトロナスツインタワー」(左奥)や、東南アジア一高い通信塔「KLタワー」をバックに走行する、アンパン線の列車。

Sentulにて
クアラルンプール中心部を高架で掛ける。

2枚ともPlaza Rakyat〜Masjid Jamekにて
アンパン線の列車の車内。座席はステンレス製。
各ユニット間は通り抜け不可能。妻部には収納式の簡易運転台が設置されている。
乗務員室背後。仕切り扉はガラス付で、前面展望が可能。
車内銘板。クアラルンプールの代表的なビル群を前に走る車両のイラストが刻まれており、車両番号も記されている。
Bandaraya駅付近は、川岸に沿って走行する。
Sentul Timulの留置線に入線する、折り返し列車。
アンパン方面とスリプタリン方面の分岐駅のChan Sow Line駅。2面3線で、Sentul Timul側には折り返し線も設置されているが、現在は2A・2B番線の1面2線のみ利用されている。
分岐地点。写真右手前に続く線路がAmpang方面、列車が走行している線路がSri Petaling方面に続く。

Miharjaにて
Chan Sow Lin〜Ampang間は全区間地平である。地平区間を行く、Ampang行きの列車。

Cempakaにて
終点のAmpang駅に入線する。
Ampang駅に隣接している車両基地。
Sri Petaling方面のルートは、Salak Selatan(サラッスラタン)〜Sungai Besi(スンガイブシ)間で、KTMおよびERLの路線と並行しており、3複線のようになっている。

Bandar Tun Razak〜Bandar Tasik Selatanにて
Sungai Besi駅の南側で、KTM・ERLの線路を跨ぎ。西へと向かう。
終点のSri Petaling駅に入線する列車。
Sri Petaling駅の先にある留置線。Putra Heightsまで延伸された折には、同場所は本線上となる。
高架区間のホームは、すべて相対式である。

Full HD Video
高架区間を走行する。

Full HD Video

アンパン線列車走行音(Pandan Indah→Cempaka)界磁チョッパ制御で、制御装置はAdtranz製。
Mc-M+M-M+M-Mc(6M0T)の6両編成。
扉閉時にはドアチャイムが鳴る。自動放送導入前の収録。
(2008年9月収録)
アンパン線列車走行音(Cempaka→Cahaya)
アンパン線列車走行音(Cahaya→Ampang)
アンパン線列車走行音(Bandaraya→Sultan Ismail)男声の自動放送が追加された。放送はマレー語・英語。
(2011年5月収録)
アンパン線列車走行音(Sultan Ismail→PWTC)

磁気式普通乗車券(表/裏)
路線ごとにデザインが異なる。リサイクル使用されている。
自動券売機
料金ボタンを押してから、お金を入れるタイプ。
自動改札機
ターンバー式である。

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