元 名鉄キハ8500系貸切列車(Kinarut〜Papar)

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2017年11月4日、Kinarut Depot(キナルート基地)〜Papar(パパール)間(1往復)にて当管理人1名でキハ8503の貸切運転を行った。当管理人としては初の試みで、先人の知恵や関係各所の多大なるご協力を頂き、無事実現させることが出来た。

※一部は線路内等の鉄道敷地内で撮影しているが、撮影時はすべてサバ州立鉄道の職員の方が立ち会い、安全に十分に配慮の上撮影している。

※サバ州立鉄道に同様のチャーターを依頼する場合は自己責任でお願いします。他の団体列車としての運行や車両のメンテナンス等の都合により、申し込まれてもチャーター出来るとは限りません。また、何らかのトラブルが発生しても当サイトは一切の責任を負いません。

Kinarut Depotにて出発待機中のキハ8503。キハ8503は2017年6月23日より営業運転を開始した車両で、乗客減により僅か数ヶ月で定期営業運転を休止してしまった。写真右奥に見える車両は、エンジン修理中のキハ8502。
キハ8503はキハ8502と同様の塗装であるが、乗務員扉脇及び車端部の車両番号表記は「8503」となっている(名鉄・会津鉄道時代と同じ車両番号のままである)。
また、キハ8502とは新製時より貫通扉の縦寸法の差、貫通扉下の突起の有無等の外観上の違いがある。
キハ8503の車内。キハ8502と同様、座席が黒色のレザー張りシートで覆われた。
当管理人のためだけの貸切列車のため、他の乗客は皆無である。
キハ8503のデッキ部。「やすらぎの郷 会津村」で展示されていた際に車両番号プレートが周辺の化粧板ごと撤去され(盗難か?)、その部分は穴が開いていたが、「KEEP CLEAN」と書かれたプレートで目張りされた。
Kinarut Depotを出発!
Kinarut駅に入線。運転停車の後、発車した。
キハ8503の運転台と貸切列車を担当してくださった運転士さん。キハ8502と同様、運転台周りには10個の自動車用の汎用品メーターが追加された。
Kinarut〜Kawang間にて、幹線道路(A2号線)の脇を行くキハ8503貸切列車。
上写真と同地点でS字カーブを強調したアングルで撮影。
広角で撮影。貸切列車のため最徐行で走って頂き、いろいろな画角で撮影できた。
(当方の隣に職員さんが待機し、無線で運転士に速度・停止位置を指示して車両を運転して頂いている)
撮影後に再び車両に乗り込み、次の撮影地へ。

Kinarut〜Kawangにて
Kawang駅を通過。
Kawang駅付近の川の畔にて。

Kawang〜Paparにて
水鏡を強調して。
車両をサイドから。
自然が織りなすシンメトリー。
ボルネオの雄大な自然の中を行くキハ8503。

Kawang〜Paparにて
山間を行く。

Kawang〜Paparにて
木陰の下で。

Kawang〜Paparにて
サバ州立鉄道のBeaufort以北で唯一のトンネル(延長185m)を抜ける。
このトンネルは素掘り(一部はコンクリートの骨組みで補強)で、関係者によると戦時中は防空壕として使用されていたとのことである。
なお、この撮影地点は沿線からのアプローチは不可(特別許可を得て、線路上から撮影)。

Kawang〜Paparにて
トンネルから顔を出すキハ8503。独特な形状の坑門工が目を引く。
広角でトンネルを撮影。
Papar駅手前の鉄橋を渡る。
折り返し駅のPaparに入線。
Papar駅構内で入換し、バックで転車台へと向かう。
Papar駅の転車台に載る。この転車台は当駅で折り返す「北ボルネオ鉄道」(SL観光列車)のSL用のもので、キハ8500系の定期運行では使用したことがない(キハ8500系の試運転時には使用実績あり)。
転車台で転向中。
方向転換を終え、再びホームへ入線。折り返し、Kinarut Depotへと向かう。
小道沿いを行く。

Papar〜Kawangにて
自作のヘッドマークを掲げて記念撮影。
再びトンネルにて。トンネル越しに、入線するキハ8503を狙う。

Papar〜Kawangにて
トンネルを抜けたキハ8503。
Kawang駅付近の小川に沿って走る。
撮影時期は雨季で、前日まで悪天候続きだったそうだが、この日は奇跡的に終日、見事な快晴に恵まれた。

Papar〜Kawangにて
Kinarut駅の側線に戻ってきた。停車中のキハ8503をローアングルで。
Kinarut駅でSL観光列車「北ボルネオ鉄道」(毎週水曜日・土曜日に運行)と行き違い。
「北ボルネオ鉄道」と離合するキハ8503。
2時間半近く沿線撮影を堪能して、Kinarut Depotに帰還。
Kinarut Depotに到着したキハ8503。
エンジン修理中のキハ8502(左手前)と並ぶキハ8503(右奥)。Paparで方向転換したため、先頭車の向きが同じになった。
持参した、自作のサバ州立鉄道キハ8500系の模型とともに記念撮影。
サバ州立鉄道の特別協力のもと、2017年11月4日にKinarut Depot〜Papar〜Kinarut Depot間で撮影用貸切列車として運行。キハ8503による単行運転であった。

いくつかの撮影ポイントにて特別停車している。また、キハ8500系の定期運行では見られなかった、Papar駅での転車台による方向転換も行われた。復路のKinarut駅では「北ボルネオ鉄道」(SL)との行き違いも行われた。

なお、キハ8500系の定期運行は、乗客減のため2017年8月頃より休止している。

※サバ州立鉄道の多大なるご協力のもと、乗務員室にて許可を得て撮影

Full HD Video
キハ8500系の定期運行では見られなかった、Papar駅での転車台による方向転換の様子を車内より撮影。この転車台は、普段は「北ボルネオ鉄道」のSLの方向転換用として使用されている。

※サバ州立鉄道の多大なるご協力のもと、乗務員室にて許可を得て撮影

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