フィリピン国鉄(PNR)元 JR東日本203系

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実車紹介 JR東日本常磐緩行線(地下鉄千代田線直通)向けに、1982年〜1986年に17編成170両が製造された。日本で引退後、2011年にマト53編成・マト54編成・マト55編成・マト67編成の4編成40両がフィリピン国鉄(PNR)に譲渡された。フィリピン国鉄は全線非電化の為、機関車牽引の客車扱いで運行されている(導入当初は5両編成、現在は4両編成で運行している)。
当サイト内実車紹介ページ 「フィリピン国鉄(PNR)−元 JR東日本203系」
種車(改造元模型車両)
マイクロエース(MICROACE) A0938「203系100番台・基本6両セット」
KATO EMD SD40 176-201「Santa Fe」
製作数 5両編成1本・機関車1両(2012年製作)
加工箇所 ・塗装の変更(車体)
・全窓への投石除け金網の設置
・ドア窓の閉塞(塗り潰し)
・先頭車側窓への発電機のルーバーの設置
・PNRロゴマークの貼付
・連結器の交換(密自連化)

■実車
2012年よりフィリピン・マニラで運行開始した203系。オレンジの帯に改められ、窓には投石対策で金網が設置された。客車として運行されており、先頭車には発電機が搭載されている。

Blumentrittにて

■製作した模型
製作中の様子。牽引用として初めてKATO USAのディーゼル機関車を購入し、フィリピン国鉄の標準カラーに塗り替えた。
帯色変更のほか、全ての窓に金網を設置し、ドア窓は閉塞した。金網は、インドネシア仕様の車両は網目が菱形であるのに対し、フィリピン仕様の車両は実車同様に正方形の網目のものを使用した。
第1編成の先頭車は乗務員室と反対側の車端部を仕切って発電機が搭載されている。模型でも側窓撤去部に設けられた発電機のルーバーを再現した(阪急電鉄用の日除けの鎧戸パーツを改造)。

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