ソウル地下鉄6号線は鷹岩(ウンアム)→[一方通行]→仏光(プルグァン)→[一方通行]→ヨンシンネ→[一方通行]→鷹岩(ウンアム)〜烽火山(ポンファサン)を結ぶ、路線北西終端部の鷹岩を中心に一方通行のループ線をもつ路線で総延長は35.1km。車両は20m車4扉車の6000系で、4M4Tの8連で運転されている。営業区間は全区間地下の路線。ATO・ワンマン運転が行われている。 |
ソウル地下鉄6号線6000系。4M4Tの8連で運転されている。 新内車両基地にて | |
路線北西部のループ線部を行く6号線の電車。ループ線部にある駅村(ヨッチョン)、仏光(プルグァン)、トッパウィ、ヨンシンネ、亀山(クサン)の5駅はすべて1面1線で、片方向行きの列車しか来ない。 ヨンシンネにて | |
側面行先表示機。鷹岩方面行きは明確な終着駅がないため、「鷹岩循環」と表示される。また、6号線ではこのため路線を1往復した列車は編成の向きが逆になる。 | |
不燃化改造未施工車車内。 | |
不燃化改造未施工車の座席。JR東日本209系系列のものに構造が似ている。(座席の形状・片持式構造・2本のスタンションポールなど)。現在は不燃化改造が全車に施工されたため、現存しない。 | |
不燃化改造施工車の車内。座席がステンレスのものに交換されているほか、ラインデリア付近も交換されている。 | |
ドア上にはられている6号線路線図。鷹岩を中心とした一方通行のループ線が特異で興味を引く。車両もループ線のために、烽火山→鷹岩ループ→烽火山と運転すると、編成が方向転換する。 日本では山万などで同様の例がある。 | |
6号線の自動改札機。日本の以前の標準型のものに形状が似ている。 | |
自動改札機上部には1997年に登場したICカード「交通カード」(2004年7月からは「T-money」)の読取機が設置されている。 | |
6号線は駅舎やホームのデザインが凝ったものになっている駅が多い。 ポティゴゲ駅はホーム中央部が吹き抜け構造となっており、剛体架線支持方式も目をひく。 | |
緑莎坪(ノクサピョン)駅は地上から地下4階まで円形の吹き抜けとなっている。改札口は吹き抜けの縁に沿って2箇所存在する。ホームは地下5階。 この駅は韓国映画「TUBE(チューブ)」や「マラソン」をはじめ、多くの映画やドラマのロケ地として使用された。また、施設の豪華さから駅舎内部で無料結婚式が行われたこともある。 | |
緑莎坪駅構内には同駅舎の模型も展示されている。その上の説明文によると、地下鉄11号線(計画線)も同駅を通るとの表記がある。 | |
ワールドカップ競技場(ウォルドゥコプギョンギジャン)駅はソウルワールドカップ競技場の目の前に位置する。同競技場はその名の通り2002 FIFAワールドカップの開催を目的に建設されたものである。駅の出口の真正面にはワールドカップ観戦客の混雑を考慮して幅広い階段があり(現在は普段は閉鎖している)、両側にエスカレーターが4機ずつ設置されている。写真右上がソウルワールドカップ競技場。 | |
ソウルワールドカップ競技場の外観。写真左に見えるエスカレーターがワールドカップ競技場駅に通じている。 | |
ホーム中央部の吹き抜け構造が特徴的な、ポティゴゲ駅に到着・発車するソウル交通公社6000系。 |
ソウル交通公社6000系走行音(花郎台→烽火山) | 三菱製IGBT-VVVFであるが、独特の変調音がする。終着駅到着時の自動放送前のチャイムはソウル交通公社共通のもの。 |
ソウル交通公社6000系走行音(花郎台→泰陵入口) | 乗換駅到着時の自動放送前のチャイムはソウル都市鉄道公社共通のもの(現在は変更済み)。 |
6号線接近チャイム+接近放送 | 他社でも標準の接近チャイムがなる。ホーム別に複数の種類のチャイムがある。 |
関連ページ:ソウル地下鉄6号線新内車両基地
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