ソウルメトロ3000系先頭車化改造車登場

2009〜2010年の新3000系34編成の投入により、多くの車両が廃車されたソウルメトロ3000系(GECチョッパ車)だが、車齢の若い車両に対して先頭車化改造を施した車両が2010年1月より登場し、同年4月より営業運転を開始している。改造はすべて現代ロテム。先頭車化改造車を含む編成は最終的に9編成が落成する予定で、未改造の3000系6編成とともに平日のラッシュ時間帯を中心に運行される。

先頭車化改造車を含む編成となった、ソウルメトロ3000系316編成。基本的な部品はソウルメトロ1000系・2000系の先頭車化改造車と同一だが、車体断面にあわせて上部が絞られたデザインとなっている。塗りわけは側面にあわせて赤と紺。新3000系と同様に小型の排障器も設けられている。前面には3色LED式行先表示機(韓国語・英語の交互表示)が設置されたが、側面は未設置である。

大谷にて
玉水駅を発車して地下へと潜る3000系316F。

玉水〜金湖にて
一山線の大谷駅に入線する3000系316F。
車両基地にて新3000系やKORAIL3000系と並んで停車中の、3000系317F。
前面は「くの字」型になっている。
車内の様子。特に目立った改造点はない。
乗務員室背面。乗務員扉は新3000系と同様にソウルメトロのロゴ入りの扉となっている。
貫通幌は全車両共に新型のものに交換されている。貫通扉の自動ドア化はされていない。
車内には現代ロテムの改造銘板はなく、2005年の内装材改造時のロウィンの銘板のみが取り付けられている。
種車の製造所銘板。1992年大宇重工業製。法定耐用年数が25年であることから、2017年まで運行されると思われる。
先頭車化改造車を含む編成となった、ソウルメトロ3000系316編成。

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