盆唐線宝亭臨時駅

KORAIL盆唐線の宝亭(ポジョン)臨時駅は、2004年11月26日から2011年12月27日まで、約7年間使用された駅である。

当駅は盆唐線計画当初は建設予定がなかった駅であったが、盆唐車両事業所(車両基地)が目の前にあるにもかかわらず、当時の最寄り駅の梧里駅まで約2.5km離れており、不便を訴えていた車両基地近隣の住民の請願によって建設された駅である。建設費約54億ウォンのうち、龍仁市が49億5000万ウォンを負担した。

本来宝亭駅自体は暫定的なもので、竹田(チュッジョン)駅(2007年12月24日開業)が開業すれば廃止される予定であったが、近隣住民の要請により、存置されることになった。2011年12月28日に竹田〜器興(キフン)間が延伸開通した際に、宝亭駅も地下化され、臨時駅は歴史に幕を閉じた。

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宝亭臨時駅開通直後の頃の様子。「慶祝 宝亭駅開通」と書かれた横断幕が掲げられている。
横断幕の拡大。

「宝亭駅 開業
11月26日(午前5時)から通常運転
龍仁〜ソウルまで便利な地下鉄で!」

と書かれている。
宝亭臨時駅のコンコースと改札口。
ホームの様子。1面2線の島式ホーム。
ホームで並ぶ、2000系(現:351000系)2次車と1次車(旧塗装)。
線路終端部。
改札口への階段。ホームの南端(線路終端部付近)に設けられていた。
宝亭駅に隣接する盆唐車両事業所。
駅名標(竹田駅開通前のもので、隣駅は梧里となっている)。
駅名標(竹田駅開通後のもの)。
竹田駅開通に伴い、駅番号もK233からK234に変更された。
竹田駅に入線する、宝亭駅からの列車。竹田〜宝亭 間は単線で、盆唐車両事業所の東の端の線路を使用していた。列車速度も低速に制限されていた。
宝亭臨時駅末期。駅舎移設の案内の横断幕が掲示されていた。

2011.12.28(水) 05:00より宝亭臨時駅が
新葛方向約250m移設する予定です。

と書かれている。
宝亭駅から見た、同駅に入線する351000系1次車と、営業開始前の351000系3次車。
351000系3次車は竹田〜器興 間延伸開通より営業運転を開始したため、宝亭臨時駅に営業運転で入線することはなかった。
工事中の宝亭駅(地下新駅)の出入口。
移設が完了し、役目を終えた宝亭臨時駅。
駅名標は残っているが、出入口はシャッターで閉ざされている。

以下、2012年10月7日撮影
駅舎の各所に貼られた、駅移設の案内。
閉鎖後の臨時駅舎内部。転用できない旧型の改札機や自動券売機が放置されている。
廃止後の宝亭臨時駅舎。廃止後10ヶ月以上経っているものの、現役時と大きな変化はない。
完工した宝亭駅(地下新駅)の地上出入口。
竹田駅に入線する、宝亭行きの列車(宝亭行き列車は現存しない)。

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盆唐車両事業所の脇を低速で走行し、宝亭臨時駅に到着する。

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宝亭始発宣陵行きの列車からの車窓(現在は宝亭折り返しの列車も、宣陵折り返しの列車も消滅)。

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宝亭臨時駅を発車する、宣陵行きの列車。

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宝亭行きのLED行先表示(現存しない)。

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