東京メトロ5000系66F 車内LCD設置

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東京メトロ5000系66Fに、2011年末から車内LCD設置改造工事が施工され、2012年6月より営業運転を開始した。LCDは各車両に4つ設置され、次駅案内やPR映像、広告などを表示する。また、同時に自動放送機能(インドネシア語・英語)も追加され、GPSによって自動で動作する。これら機能はKRL JABODETABEKの車両で初採用である。

車両には「Djoko Vision」(ジョコビジョン)の愛称がつけられ、車両前面及び側面に掲示している。

※写真はすべてDepo Depok(Depok基地)内で、特別な許可を得て撮影。
※KRL JABODETABEKのすべての車両基地は通常非公開。見学の場合は事前に公式な見学申請が必要。
※写真は運用開始前に撮影。

車内LCD改造工事が施工された、元 東京メトロ5000系66F。
前面及び各車両の側面に掲げられた、「Djoko Vision」のマーク。
車内の様子。中央寄り2箇所の両側ドアの横(網棚上)にLCDが設置された。各車両4つ設置。
66Fは1966年製の車両を含む編成であるが、製造後46年にしてKRL JABOTABEK最新のシステムが搭載された。
LCDの設置状況。画面のアスペクト比は4:3。
次駅案内の画面。車両やGoogleマップの駅周辺の衛星写真を背景に、文字がアニメーション表示される。
Depo DepokのPR映像。
ドアとLCDの設置位置(真横から)。
車端部。妻部から冷房のダクトにかけて、新設の配線が伸びているのが確認できる。冷房ダクト内にLCDを制御する配線を通している。
車端部から見た車内の様子。両端のドア付近にはLCDは設置されていない。
なお、66Fは2012年5月現在、5000系の中で唯一座席のモケットが張り替えられていない、東京メトロ時代の茶色のモケットのままの編成である(優先席部を除く)。
乗務員室内にある自動放送制御装置。
装置に「GPS AUTOMATED MULTIMEDIA STATION ANNOUNCER SYSTEM」と書いてあるように、GPSで列車位置を検知し、自動で放送を流すことが出来る。なお、下の青いボタンを押すと、マニュアル操作も可能。
乗務員室内には、その他機器(冷房制御装置等)も追加設置されている。
運転台周り。LCD設置に伴う、特に目立った改造は見られない(運転士用の座席のモケットが、何故か東葉高速鉄道1000形のものに交換されている)。
なお、足踏み式デッドマン装置が日本からの中古車両の全車両に追加設置されている。
66Fの両先頭車(5016・5816)は女性専用車のラッピングが施されている。
Depo Depok(Depok基地)内を走行する5000系66F「Djoko Vision」。
営業運転開始前の6000系・203系や、05系の余剰車両と並んで留置された5000系66F。
2011年11月に導入(タンジュンプリオク港に陸揚げ)された6000系6112Fとの並び。
6112Fは本線試運転は完了しているものの、10両編成のままで基地内に留置されており、2012年5月現在、営業運転未投入である。
検修庫でHOLECと並ぶ、5000系66F。
5816の車両番号のプレートは、何故か一旦取り外された後、位置を微妙に変更して再設置されていた。
KRL JABOTABEK初の自動放送(インドネシア語・英語)と車内LCDを完備した、元東京メトロ5000系66F「Djoko Vision」号。

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Depo Depok(Depok基地)のPR映像を放映する、元東京メトロ5000系66F「Djoko Vision」号。

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