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インドネシア初のLRT(軽量軌道交通)であるLRT Palembang。2018年アジア競技大会の開催に合わせて整備された。全区間が高架である。 Ampera〜Cindeにて | |
始発駅のBandara駅(Bandara=インドネシア語で「空港」の意味)の駅舎(写真奥)。パレンバン郊外にあるスルタン・ムハンマド・バダルディン2世国際空港(Bandar
Udara Internasional Sultan Mahmud Badaruddin II)と連絡通路(写真右)で結ばれている。 | |
Bandara駅の構内。頭端式ホームで、端に改札口や切符売り場がある。屋根はテフロン膜を使用。 | |
Bandara駅は2面2線の相対式ホームで、基本的に1番線が使用されている(一部時間帯は2番線も使用)。軌道終端部にはRawie(ドイツ)製の車止めが設置されている。 | |
軌道終端部付近から改札口・切符売り場側を見たところ。空港との連絡通路は改札を出て左側にある。 | |
Bandara駅2番線に停車中の、DJKA行きの列車。 | |
Bandara駅のホームに掲げられた、2018年アジア競技大会のポスターとLRT Palembangの車両。 パレンバンは元々市内の公共交通機関(路線バス等)が発達していなかったが、2018年アジア競技大会開催を契機にLRTが整備され、パレンバン市内の移動が大幅に改善された。 | |
Demang駅を発車する、Bandara行きの列車。 Demang〜Garuda Dempoにて | |
Demang駅の出入口。エスカレーターと階段が整備されている。 | |
Demang駅のコンコース。途中の小さな駅は、自動改札機が数箇所しか設置されていない。 | |
Demang駅のホーム。各駅のホームは6両分の有効長がある。また、工期短縮とコスト削減のためか、Bandara駅を除いて各駅の駅舎の基本的な構造は同一となっている(アーチ状の屋根の柱の色は駅によって異なる)。 なお、全駅でホームドアは未設置。 | |
ホーム上のLCD式案内表示器。 | |
Demang駅に入線する、DJKA行きの列車。 | |
Demang駅を発車する、Bandara行き初電。 Demang〜Garuda Dempoにて (Demang駅に程近いAmaris Hotel Palembangに宿泊して撮影) | |
Bumi Sriwijaya駅に接近してくる、DJKA行きの列車。 軌間は1,067mm、集電方式は第三軌条。この組み合わせは都市鉄道としては世界初とのことである(PT. INKAのPalembang LRT紹介ビデオより。なお、都市鉄道以外では、アプト式時代の信越本線横川〜軽井沢 間等で採用実績がある) | |
Bumi Sriwijaya駅に停車中の、Bandara行きの列車。 | |
DISHUB〜Bumi Sriwijaya間(Palembang Icon Mall前)の急カーブを行く。用地取得を最小限にするため、高架は基本的に道路直上に建設された。そのためカーブが多く、制限速度20km/hの急カーブも点在している。 | |
Palembang Icon Mallから見たLRT Palembang。モールの敷地内に高架がせり出している。 DISHUB〜Bumi Sriwijayaにて | |
パレンバン市内の主要道路の中央に建てられたLRT Palembangの高架。 Ampera〜Cindeにて | |
主要駅であるAmpera駅の外観。 | |
パレンバンのランドマークであるアンペラ橋(1962年に日本の戦後賠償で建設。元々は昇開橋)と、Ampera駅をバックに走る、Bandara行きの列車。 Ampera〜Cindeにて | |
Ampera橋の脇に建設された、ムシ川に架かる橋を行く。Ampera橋に合わせて橋桁は赤に塗装されている。 Polresta〜Amperaにて | |
終点のDJKA駅の外観。なお、DJKAとは「Direktorat Jenderal Perkeretaapian」の略称で、「運輸省鉄道総局」の意味。 | |
安全対策のため、各駅共に列車到着間際までホームには上がれず、コンコースにて警備員(PKD)が乗客をせき止めている。 DJKAにて | |
DJKA駅から先は、単線で車両基地まで延びる線路(非営業線)が続いている。 | |
車両基地へ続く線路。写真奥にDJKA駅が見える。 | |
車両基地の建屋外観。手前は連絡線。 | |
車両基地まで続く線路(本線)の終端部。第三軌条は何故か車両基地の手前で切れており、車両基地と本線の間はモーターカー(入換機)に連結されて移動する。 | |
LRT Palembangの車両。全車両がPT. INKA製で、2018年に3両編成8本が製造された。LRT型車両・アルミ合金車体・第三軌条集電方式・外吊り式ドアとPT. INKAにとって新機軸を多数採用している。 | |
Mc2車外観。 | |
T車外観。 | |
Mc1車外観。 | |
車両番号等の各種表記と、床下に見えるVVVFインバータ制御装置。制御装置は株洲中車時代電気製(同社のサイトに掲載されている写真や磁励音等から判別)。 | |
台車。PT. INKA製。集電靴はSTEMMANN-TECHNIK(ドイツ)製。 | |
台車形式は、M台車が「MB 617」。 | |
T台車が「TB 1217」である。 | |
両先頭車側面には、最後尾の際に展開する板が設置されている(PT. KAIの客車やKCIの車両にも同様のものが設置されている)。 | |
車内の様子。オールロングシートで、2扉車のためドア間の座席は15人掛けまたは16人掛けである。座席はモケット張りで、クッション性もある。 | |
ドア周り。ドアは外吊り式で、ドアエンジンは電気スクリュー軸駆動式(駆動音が北京地下鉄の車両等と同じであるため、中国製と思われる)。 | |
ドアの鴨居部には、3色LED式案内表示器が設置されている。次駅や停車中の駅等を表示する。 また、案内表示器の下には路線図が掲出されている(駅を示す●の色は、各駅のシンボルカラー(天井の柱の色)に合わせてある)。 | |
車端部。 | |
貫通路上に設置されている、LCD式案内表示器。 左側にて次駅や行先、中央で広告映像等を表示する(写真はPT. KAIのPRビデオを放映しているところ)。 また、手前には防犯カメラも設置されている。 | |
製造会社表示ステッカー。全車両が2018年PT. INKA製。 | |
車内の車両番号表記。 | |
乗務員室仕切り。窓はあるが、紙で目張りされている車両が多く、前面展望できる車両は稀。 | |
目張りの隙間からの前面展望。 | |
運転台。マスコンは右手操作式のワンハンドルマスコンで、手前に引くと制動、奥に押すと力行(欧米式)である。 運転台向かって一番左側のモニタ(TIS画面)の下に、CRRC(=中国中車)の文字が見える。 | |
Demang駅を発車する、DJKA行きの列車。3両はMc1-T-Mc2の3両編成。インドネシア運輸省規定で、入線・発車時には警笛を鳴動する。 Full HD Video |
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Demang駅に入線する、DJKA行きの列車。列車は3両編成だが、各駅のホームは6両編成分の有効長がある。 Full HD Video |
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Demang駅付近を走行する、DJKA行きの列車。Amaris Hotel Palembang(839号室)より。 Full HD Video |
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Ampera駅を発車し、PalembangのランドマークであるAmpera橋に並行して架かる橋を渡るDJKA行きの列車。 Full HD Video |
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Ampera駅を発車し、Ampera橋をバックに走行するBandara(空港)行きの列車。 Full HD Video |
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1駅間の前面展望。カーブが多く、最高速度は40km/h程度。都市鉄道としては世界初の、第三軌条方式で1,067mmゲージを採用している。 Full HD Video |
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1駅間の車窓・車内の様子。列車本数が少ないこともあり、早朝深夜を除いて多くの乗客で混雑している。 Full HD Video |
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1駅間の車窓・車内の様子。この区間はLRT Palembangで最も駅間が長く(5,590m)、駅間所要時間も10分以上かかる。途中に急カーブが存在する。空港付近では滑走路・誘導路を行く飛行機も見える。 Full HD Video |
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夜明け前の早朝に撮影。車内は空いている。撮影時点ではGaruda Dempo駅は未開業だったため、通過する。 Full HD Video |
普通乗車券(表) レシート式で、改札機にQRコードをかざして通る。 運賃はBandara駅(空港)発着がRp.10,000、それ以外の駅間がRp.5,000である。 なお、銀行発行の「e-money」(Mandiri銀行)、「TapCash」(BRI銀行)、「Brizzi」(BRI銀行)、 「Flazz」(BCA銀行)、「JakCard」(DKI銀行)も使用できる。 |
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切符売り場 自動券売機はなく、すべて窓口で販売している。 DJKAにて |
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自動改札機 ターンバー式である。 |
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自動改札機読取部 普通乗車券はQRコードを読取部にかざす。銀行発行のカードも同様。 (但し、銀行発行カードの初回利用時は、カードのアクティベーションが必要) |