深セン地下鉄 環中線

深セン地下鉄環中(ファンジョン)線は前海湾(チェンハイワン)〜黄貝嶺(ファンベイリン)間27駅40.0kmを結ぶ路線である。うち、塘朗(タンラン)〜長嶺陂(チャンリンポー)間は地上区間である。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は塘朗車両段と上水徑停車場の2箇所。2011年6月22日に現営業区間が開通した。深セン地鉄集団有限公司が運営する。

列車は6両編成で運行される。車両は南車株洲電力機車製で、2010年〜2011年にTc-M-M-M-M-Tc(4M2T)の6両編成30本(180両)が製造された。車体はアルミ合金製。車両番号は4桁で、付番方法は、千の位が5(路線番号)、百と十の位が編成番号、一の位が号車番号である(第1編成の場合は5011-5012-5013-5014-5015-5016)。

現在、蛇口港〜前海湾 間の延伸計画がある。

(路線図:管理人制作)

環中線の電車。南車株洲電力機車製。羅宝線の3次車をベースとした6両編成。窓下にラインカラーの紫の帯を巻く。

長嶺陂にて
地平区間を行く環中線の電車。環中線の地上区間は3.9km。

塘朗にて
長嶺陂駅を発車する、前海湾行きの列車。当駅は2面3線で、前海湾側で塘朗車両段への連絡線が分岐している。
塘朗駅に入線する前海湾行きの列車。長嶺陂〜塘朗 間で、塘朗車両段への連絡線をオーバークロスする。
車内の様子。5扉車で、座席はステンレス製。車内照明はすべてLEDを採用している。
各扉の鴨居部にはLCDが1基設置されており、右隣には深セン地下鉄の路線図が掲示されている。
LCDの表示内容。次駅案内・行先案内・出口案内などが表示される。
つり革は円形で黒色。中国の地下鉄車両で初採用と思われる形状である。
貫通路の上にある、南車株洲電力機車の車内名板(ステッカー)。
駅の様子。毛書体の駅名表示が掲げられている。
全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている。
地上駅でもフルスクリーンタイプのホームドアが設置されている。
塘朗駅の外観。
塘朗駅の道路を挟んだ向かい側には、車両基地の塘朗車両段が広がっている。
塘朗駅付近の高架を走行する列車。
深セン北駅。ホームの一部が吹き抜けとなっている。
自動券売機。
車両規格は「A型」で、広々としている。車内のLCDは各種列車・駅情報を表示する。

HD Video
高加速度で駅を発車する。車内は白を基調としており、LED照明採用でより明るい印象。

HD Video
地上駅の長嶺陂駅に到着する、黄貝嶺行きの列車 。

Full HD Video
当駅は主要乗換駅で、非常に混雑する。ホームの係員がメガホンで注意喚起している。

Full HD Video

南車株洲電力機車製電車走行音(前海湾→臨海)IGBT-VVVF制御で、制御装置はSiemens(シーメンス)製。
Tc-M-M-M-M-Tc(4M2T)の6両編成。
自動放送は北京語・広東語・英語。
南車株洲電力機車製電車走行音(臨海→宝華)
南車株洲電力機車製電車走行音(宝華→宝安中心)
南車株洲電力機車製電車走行音(臨海→前海湾)

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