上海地下鉄1号線AC06型

AC06型は1号線の深刻な混雑に対応するため、1号線初かつ上海地下鉄初の8両編成の車両である。2006年から2007年に8両編成16本(128両)が導入された。製造はアルストム・中国南車集団南京浦鎮車輌廠・上海電気。同形式車が2号線にも8両編成24本が導入された。同車はアルストムの製品名としては「メトロポリス」型と呼ばれる。

AC06型電車の外観。前面にはLED式の行先表示機が設置されており、中国語と英語を交互表示する。前面は南京地下鉄1号線の車両と同一のデザインで、側扉は上海地下鉄初の外吊り式。

友誼西路にて
上海地下鉄初の8両編成としてデビュー。中国本土の地下鉄・都市鉄道でも8両編成は最長である。

外環路にて
蓮花路駅に入線するAC06型。
二重高架の下段を走行するAC06型。
水路にて
第150編成。2009年12月22日に上海火車站で、折り返しのAC01型と接触する事故が発生した。現在は修復され、運用に復帰している。
VVVF装置はアルストム製で、VVVF装置の左横には素子冷却用の送風機(ファン)が設置されている。走行中は常に作動し、ブロワー音が鳴る。
ボルスタレス台車を採用している。
AC06型の先頭車側面。先頭車は運転台分、車体長が長い。
AC06型電車の車内。
車端部にある製造メーカー(上海電気+上海アルストム交通設備有限公司)の名板(ステッカー)。写真は上海電気製の車両のもの。
AC06型は乗務員室仕切り扉には窓があり、前面展望が楽しめる。現在、1号線で唯一前面展望が可能な車両である。

1号線AC06型電車走行音(錦江楽園→上海南站) IGBT-VVVF制御で、制御装置はアルストム製。
Tc-M-M-M-M-M-M-Tc(6M2T)の8両編成。
扉閉時にはドアチャイムが鳴る。
1号線AC06型電車走行音(通河新村→呼蘭路)
1号線AC06型電車走行動画(蓮花路にて) 低速で蓮花路駅に入線するAC06型電車。

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