上海地下鉄1号線AC01型
(AC01型・AC01A型・AC01B型)

AC01型電車は、列車増発用として1997年〜2000年に6両編成13本(78両)が製造された。全車両がシーメンス製で、2号線のAC02型と共通設計。GTO-VVVF制御で、制御装置はシーメンス製。現在はうち12本が8両編成化され、AC01A型(全車両がAC01型の組み換えによって成る編成)もしくはAC01B型(AC01型の先頭車と南車株洲電力機車・シーメンス製の新造中間車6両から成る編成)となった(AC01A型は8編成、AC01B型は12編成が落成)。第117編成のみ既存の6両に新造車2両を組み込み、AC01C型となる計画であったが、当該編成は2009年12月22日に発生した衝突事故により運用を外れている。

AC01型
AC01型の外観。DC01型に続いてシーメンス製の車両を導入した。上海地下鉄初のVVVF制御車。ノックダウン車両はなく、全車両がドイツのシーメンスの車両工場で製造・輸入された。

外環路にて
AC01型電車の車内。
貫通路。上にはLED式案内装置が設置されている。
戸袋部にはLCDが追加設置された。
車端部に設置されている、上海申通地鉄有限公司の固定資産プレート。制御方式も「VVVF」と刻まれている。

AC01A型
AC01型の既存中間車2両を組み込んで8両編成化されたAC01B型。118F〜125Fの8編成が該当する。組み込まれた中間車は元126F〜129Fの16両。

蓮花路にて
外環路に入線する122F。

AC01B型
AC01型の両先頭車と中間新造車6両によって組成されたAC01B。中間新造車は2006〜2008年製。
126F〜137Fの12編成が存在するが、うち130〜137Fの両先頭車は2号線のAC02型からの編入である。写真の135Fの両先頭車は元AC02型の222F。

蓮花路にて
126F〜129Fの4編成の両先頭車は、1号線生え抜きの車両(編成番号も変更されていない)。なお、元々の中間車4両はAC01A型に組み込まれている。

友誼西路にて
AC01B型の中間新造車。4号線のAC05型をベースとしている。
両先頭車と新造中間車の比較。全く異なる車体構造で、扉も両端の先頭車が戸袋有りの引き戸、中間新造車はプラグドアとなっている。
中間新造車のVVVF装置。シーメンス製。
中間新造車の台車(全台車が電動台車)。
AC01B型の新造中間車の車内。化粧板は白基調。手すり・袖仕切りの配置等はAC05型とは異なる。
製造当初から設置されているLCD。
車端部にある製造メーカー(南車株洲電力機車・Siemens)のステッカー。その下には、車両の生産工場・車両番号・落成日・修繕日等を記すプレートが設置されている。

1号線AC01型電車走行音(共富新村→宝安公路) GTO-VVVF制御で、制御装置はシーメンス製。
Tc-M-M-M-M-Tc(4M2T)の6両編成。
扉閉時にはドアチャイムが鳴る。
1号線AC01型電車走行音(友誼西路→富錦路)
1号線AC01B型電車走行音(共富新村→呼蘭路) IGBT-VVVF制御で、制御装置はシーメンス製。
Tc-M-M-M-M-M-M-Tc(6M2T)の8両編成。
扉閉時にはドアチャイムが鳴る。
1号線AC01B型電車走行音(呼蘭路→通河新村)
1号線AC01型走行動画(富錦路にて)富錦路駅に始発電車として入線する1号線のAC01型電車。

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