港鐡 将軍澳線
チュンクワンオウ線 / MTR Tseung Kwan O Line

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港鐡(MTR)将軍澳線(チュンクワンオウ線)は北角(パッコ/ノース・ポイント)〜将軍澳(チュンクワンオウ)〜宝琳(ポーラム)間7駅8.8kmを結ぶ本線と、将軍澳〜康城(ホンシン)間2駅3.5kmを結ぶ支線をもつ路線である。うち、宝琳駅と康城駅は地上駅であるが、地上区間でもシェルターがされているため車窓から地上の風景が見えることはない。全区間複線(左側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,432mm。ワンマン・ATO運転を実施している。全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)を完備。

2001年に北角〜(ジェッキューチョン)間(観塘線として開通)、2002年8月18日に〜宝琳 間が開通した(同時に北角〜間を将軍澳線に編入)。また、2009年7月26日に将軍澳〜康城 間(支線)が開通した。北角〜油塘手前までは従来の觀塘線の線路・トンネルを流用する。油塘手前には觀塘線の藍田に通じる短絡線(従来の觀塘線の本線)が枝分かれする。

列車は8両編成で運行される。主力車両は韓国のROTEM及び日本の三菱電機の合作車両である「K-Train」("K"はKOROS(ROTEMの旧社名)の頭文字)で、13編成運行されている。当車両は2002年に将軍澳線向けに導入されたが、導入直後に信号装置関連で問題が発生したために全車両が一旦観塘線に転属していた。しかし、2010年より再び全車両が将軍澳線に再転属し、運行されている。将軍澳線の運行には16編成が必要であるため、不足する分は観塘線のイギリス・Metro-Cammell製車両「M-Train」を運行して補完している。
2015年2月〜11月には中国北車製電車「C-Stock」も期間限定で運行されていた。

現在、添馬〜北角 間の延伸計画がある。

(路線図:管理人制作)

将軍澳線の起点である北角駅のホーム。2層構造となっていて、港島線と対面乗換えが出来る。終着の列車は一旦留置線に引き上げて折り返す。
北角〜将軍澳 間は宝琳行きの列車と康城行きの列車の双方が運行されており、ホームには列車の行先と到着までの時間が表示される。康城支線の列車は時間帯によって北角〜将軍澳 間を運行するものと、調景嶺〜康城 間をシャトル運行するものがある。
康城行き列車の接近案内表示。
誤乗防止のため、列車停車中も行先を表示する。
将軍澳線の本線の終点である宝琳駅。
宝琳駅の正面出口。当駅は出口、改札口、ホームがすべて地上階にあり、フラットな床で結ばれている。
宝琳駅のコンコース。
宝琳駅の地上階にある改札口の向こうはすぐホームになっている。
宝琳駅の駅舎の前後には大型ショッピングセンターが建ち並んでおり、駅舎2階にある出口から直結している。
宝琳駅のホームの様子。1面1線で、裏手に1線の留置線を備える(ホームからは見えない)。
2009年7月26日に開業した康城駅。2002年の将軍澳線開業時から使用されていた将軍澳車廠の端に駅を設け、回送線を旅客化したものである。1面2線の地上駅。
康城駅の駅名表記。
康城駅のコンコース。
康城駅のA出口。
康城駅(将軍澳車廠)の外観。バスターミナルが整備されている他、駅前には超高層マンションが建ち並んでいる。今後、更なる開発が見込まれる。
駅への連絡道路。
将軍澳線唯一の地上(外)が見える区間(写真右奥)。距離にして30m程である。走行写真はほぼ撮影不可。
康城駅の周辺地図。
2002年に導入されたK-Train電車。車体をROTEM、床下機器や電気系統は三菱電機が製造を担当した。車体は港鐡初のステンレス製。元々将軍澳線用として投入されたが、信号機器のトラブルの関係で導入直後から2010年までは観塘線で運行され、2010年に全車両が将軍澳線に再転属した。現地では「K-Train」または「日韓製電車」と呼ばれる。全13編成で、将軍澳線の主力車両として運行されている。

九龍湾にて
K-Trainの車内。オールロングシートの5扉車。
車端部の銘板。「Rotem-三菱 合作」と書かれている。
K-Trainの運転台。
M-Trainも少数派ながら運行されている。2010年にK-Trainが観塘線から転属してくるまでは、将軍澳線の列車はすべてM-Trainで運行されていた。

油塘にて
M-Trainの車内の様子。
M-Trainの乗務員室仕切り。
各扉上に設置されているマップ式案内表示機(写真は康城への支線開通前のもの)。
調景嶺駅に入線する、当駅始発康城行きの列車。

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将軍澳線は宝琳行きの列車と康城行きの列車が運行されており、将軍澳駅で分岐する。

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2010年以降、K-Trainは全車両が将軍澳線のみで運行されている。康城行きの列車は2009年に新設された。

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油塘駅に一旦停車した後に発車する回送列車。将軍澳線のホームには次の列車の行先等を表示するLCDが設置されている。

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1駅間の車内の様子。2010年以降、K-Trainは将軍澳線でしか乗車出来ない。貫通路に扉はなく、風が車内を吹き抜ける。
IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。

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1駅間の様子。車内のLEDは次駅案内や行先等も表示するが、大半は広告や文字ニュースを流している。3色LEDながらイラストも綺麗に表示できる。
誤乗防止のため、将軍澳駅到着前には行先を案内する。

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1駅間の様子。車内のLEDは次駅案内や行先等も表示するが、大半は広告や文字ニュースを流している。3色LEDながらイラストも綺麗に表示できる。

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将軍澳線M-Train走行音(宝琳→坑口) 電機子チョッパ制御で、制御装置はGEC製。
Mc-M-T-M-M-T-M-Mc(6M2T)の8両編成。
将軍澳線M-Train走行音(将軍澳→坑口)
将軍澳線列車接近放送(調景嶺にて) 広東語・北京語・英語の順に放送される。
「往宝琳列車即将到達、請先譲車上乗客落車。(広東語)/
前往宝琳的列車即将到達、請先譲車上的乗客下車。(北京語)/
The train to Po Lam is arriving. Please let passengers exit first.(英語)」
と放送されている。
(和訳:宝琳行きの列車がまもなく到着します。降りる乗客を先にお通しください。)

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