CRH1

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CRH1型はスウェーデンのRegina C2008型をとした車両で、ボンバルディアと四方機車が合弁で山東省青島市に設立した「BSP」(Bombardier Sifang Power Transportation)社で40編成(編成番号1001〜1040)が製造された。

5M3Tの8両編成で最高速度は250km/h(営業最高速度は200klm/h)。IGBT-VVVF制御で、制御装置はボンバルディア製のものを採用している。パンタグラフは2号車と7号車(T車)に設置。車体はステンレス製だが、全面塗装されている。

1号車と8号車(両端先頭車)は一等座車で、その他の6両が二等座車である。座席の配置は一等座車(グリーン車)が2+2配置、二等座車(普通車)が2+3配置。また、5号車は半室食堂車である。一等座車・二等座車ともに座席は集合見合い式だが、1022編成以降は回転式に仕様変更された。

2007年2月1日より、広深線(広州〜深セン 間)で営業運転を開始した。現在では広深線の他、滬杭線、京滬線(北京〜上海 間)等での運用に就いている。全列車が8両編成で運転されるが、車両は2編成併結した16両編成での運行にも対応している。今後、16両固定編成のCRH1型も登場する予定。

スウェーデンのReginaをベースとしたCRH1型。乗降扉は各車両1箇所で、中央寄りに位置する。

布吉〜深センにて
深センの高層ビル群をバックに行くCRH1型。

布吉〜深センにて
深センに停車中のCRH1型。車体はステンレス製だが、塗装されている。
行先表示機はLED式で、各扉の上に設置されている。行先は中国語・英語の交互表示。
二等座車の車内。座席配置は2+3で集合見合い式。他のCRHの形式とは異なり、JR九州の783系の如く乗降扉およびデッキを車体中央に配置している。
二等座車の座席。肘掛が設置されておらず、リクライニングもしない。
貫通路にはガラス張りの自動ドアが設置されている。
座席番号はアルファベットを用いず、数字のみ。
デッキとの仕切り扉及び貫通扉の上にはLED式案内表示機が設置され、中国語と英語の2ヶ国語で列車番号・行先・停車駅・現在の走行速度等を表示する。
一等座車の車内。座席配置は2+2で集合見合い式。座席は肘掛が設置されており、リクライニング可能。また、天井には液晶テレビも設置されている。
5号車に連結されている半室食堂車。飲食スペースは4人掛けテーブルが6箇所ある。
車端寄りに位置するカウンター。
食堂車で販売している弁当(一例)。
デッキの仕切り扉。ガラス張りの自動ドアである。
デッキには給湯器・給水器が設置されている。乗降扉はプラグドアで、取っ手の上にドアボタンも設置されている。

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