長春軽軌3号線

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長春軽軌3号線は長春站(チャンチュンジャン)〜長影世紀城(チャンインシージーチェン) 間33駅31.9kmを結ぶ路線である。うち、地下区間は衛星広場駅付近の1.5kmで、その他の区間は地上である。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。2002年10月30日に第一期建設区間である長春站〜衛光街(ウェイグァンジエ) 間14.5kmが開通し、2006年12月26日に第二期建設区間の衛光街〜長影世紀城 間17.4kmが開通した。第一期建設区間は大半が地平に線路が敷かれており、道路とも平面交差となっているが、第二期建設区間は高架区間が10.7km、地下区間が1.5kmで道路との平面交差はない。

車両は3連接車の70%低床式電車が42編成導入されている(うち第二期建設区間開業時増備車が20編成)。車両の種類は4種類あり、そのうち第一期に投入されたQ6W-1型(2001年製)、Q6W-2型(2004年製)は湘潭電機製、最高速度は70km/h、加速度は3.6km/h/sである。また、第二期に投入された増備車(形式不明)は長春軌道客車製で最高速度は80km/h、車体はアルミ製。13編成が2007年に製造され2007年1月26日より営業運転を開始した。最終的に合計40編成が導入される予定。

長春軽軌3号線のQ6W-1型電車。第一期建設区間開業にあわせて導入された電車で、編成別に青・緑・赤の3種類の塗装パターンがある。車体幅は2.65m。車体は鋼製。車両の開発には日本の東洋電機が協力した。

2枚とも寛平橋にて
第1期建設区間開業後に増発用として導入されたQ6W-2型電車。第2期建設区間開業時にもマイナーチェンジされた2次車が導入された。
Q6W-1型電車の車内の様子。編成両端の動力台車付近を除いて低床の70%低床式電車。床面高さは380mm。冷房も完備している。列車はワンマン運転を行っており、車掌は乗務しない。
連接部の通路の様子。3連接のうち、中央の車両の台車は付属台車となっている。貫通路の上にはLED式案内表示機が設置されている。
台車の上に位置する座席はボックスシート。
扉間の座席は5人掛けロングシートとなっている。
乗務員室仕切り扉。
各扉の上の路線図。撮影時は長春軽軌1号線という名称だったが、現在は計画中の地下鉄1号線、2号線と連番とするために3号線に改められた。
車端部にある銘板。
長春軽軌3号線第一期建設区間の駅のホーム。車両に合わせて低床式。ホームは直接道路に繋がっているわけではなく、切符売り場や改札口がある。
駅名票。
ホームにある路線図。
始発駅の長春站では工事が行われていた。写真中央奥に見える、時計がついた高層ビルが国鉄長春駅駅舎。この駅から国鉄長春前を横切ってさらに2駅延伸する計画がある。
終着駅であった頃の衛光街駅。現在は第二期建設区間が開業して途中駅となった。
衛光街駅の出口。写真奥に続く線路は第二期建設工事区間で訪問時は未開業であった。駅の出口は建設中の線路上にある。線路は出口の先に見える道路と交差した先から地下に潜っていく。屋根が青い白いプレハブ小屋が切符売り場。現在は乗車券はICトークン化され、自動改札機も導入されたため、この写真の様子とは随分様変わりしたことであろう。

長春軽軌Q6W-1型走行音(硅谷大街→前進路) IGBT-VVVF制御で、VVVF装置は東洋電機製である。ドア開閉時にはチャイムが鳴る。自動放送は中国語と英語。
長春軽軌Q6W-1型走行音(金豆集団 朝陽橋→南昌路)

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