営団500形 東京へ里帰り 771・584号車陸送

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2016年7月21日未明、584号車(中間車仕様)と771号車(先頭車仕様)の2両が大黒埠頭を出発し、中野車両基地へと向かった。1両目の584号車が0時過ぎ、トレーラーで牽引されて姿を現した。
大黒埠頭に留置されていた時にかけられていた白いカバーは外され、車体が完全に見える状態で運ばれた。今回帰還した4両のうち、584号車のみ行先表示器の左右に方向識別灯がある。中間車として長年使われていたため、貫通扉はない。
横浜税関大黒埠頭出張所の前で点検のため停車。
584号車の右側は側面一杯に落書きされていた。ブエノスアイレス地下鉄で引退後、車両基地かZarate港で保管時に被害に遭ったと思われる。
(ブエノスアイレス地下鉄では2013年より落書き除去剤を用いてこまめに落書きを除去しているため、営業車で落書きされている車両はほぼ皆無となっている)
点検を終え、横浜税関大黒埠頭出張所脇の交差点を右折する584号車。
584号車に続いて771号車が通過。
横浜ベイブリッジをバックに走り去る771号車。
首都高速道路(首都高速神奈川5号大黒線)に沿って北上する。

(※後部座席より撮影)
車体の裾部には、ブエノスアイレス地下鉄時代に取り付けられていた鉄製の黒いスペーサーを取り外した跡が残っていた。
特徴的な車体腰部のサインウェーブ(サインカーブ)。
第二京浜(国道1号線)経由で東京方面へ向かう。横浜市鶴見区内にて点検のため停車する584号車。
同じく第二京浜で点検中の771号車。
771号車の外観。ドアの上には「Metrovias」のステッカーが残っている。側面の落書き部分は目張りされている。
771号車の側面。
川崎市内を行く771号車。
都内に入り、環八通りを北上。

(※後部座席より撮影)
環八通りで世田谷区内を通過する771号車。
甲州街道(国道20号線)を行く584号車。
笹塚にて点検のため停車。
点検を終え、中野車両基地までラストスパート。
大黒埠頭を出発して約2時間、584号車が目的地の東京メトロ中野車両基地に到着。
1996年に中野車両基地のこの門から旅立っていった584号車。20年ぶりに郷家に帰ってきた。
続けて771号車も中野車両基地へと入ってゆく。アルゼンチンからの約20,000kmの長旅がこうして無事終わった。
おかえりなさい。
2016年7月21日未明に大黒埠頭から中野車両基地へ陸送された584号車と771号車の2両。横浜ベイブリッジをバックに走行する元営団地下鉄丸ノ内線500形771号車。

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古巣の中野車両基地へ帰ってきた500形584号車。塗装は丸ノ内線時代のままである。

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ブエノスアイレスでの勤めを終え、約20年ぶりに故郷へ帰ってきた500形771号車。中野車両基地の門の中へ入っていく。

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