第6回 東葉家族車両基地まつり

2014年11月2日(日)、東葉高速鉄道の車両基地にて「第6回 東葉家族車両基地まつり」が開催された。

今回のイベントでは初めて、車両基地から八千代緑が丘駅間の出入庫線を事前応募なしで往復乗車できる「車両基地線乗車体験」が盛り込まれた(八千代緑が丘駅ではドアは開かず、車両基地からの往復乗車に限る)。車両展示では第6回の車両基地まつりであることにちなみ、「6」がつく編成(15000系56F、2000系2106F、05系36F)が並べられ、2000系2106Fには2000系車両10周年を記念するヘッドマークが取り付けられた。

車両展示。左から順に15000系56F、2000系2106F、05系36Fが並べられた。
2000系2106Fに取り付けられた、2000系車両10周年記念ヘッドマーク。営業列車では掲出されず、当イベントのみでお披露目された。
ヘッドマークの拡大。
15000系56Fの「東葉快速」表示。東葉快速が廃止された今、この表示はイベント時にしか見ることが出来ない。
展示車両の種別・行先表示・運行番号は、会場に掲げられたタイムテーブルに従って変更された。
行先表示変更後。今回のイベントが第6回であることにちなみ、「6」がつく車両を展示。車両番号が見えるよう、途中から2106Fのヘッドマーク掲出位置がフロントガラス内に変更された。
東葉車ではイベント時しか見られない「快速 津田沼」表示と、特製ヘッドマークを掲げた2106F。
「車両基地線乗車体験」に使用された2105F。車両基地〜八千代緑が丘駅間を2往復運転した(車両基地12:00発・13:20発の2便)。
「車両基地線乗車体験」に参加し、列車に乗り込む。「東葉家族車両基地まつり」史上初のイベントであり、大変盛況であった。
「車両基地線乗車体験」列車用の運転士行路表。本線を走行するため、列車番号も設定されている。
車両基地を出発。車両基地内の踏切は列車通過前に数分間遮断された。
東葉高速線内で再急勾配の40‰の出入庫線の勾配を駆け上がり、八千代緑が丘駅へと走り去る。
八千代緑が丘駅から戻ってきた「車両基地線乗車体験」列車。車両基地内から出入庫線を走行する列車を撮影できたのも今回が初めてである。
踏切前で一旦停車ののち、入庫していった。
列車通過前の踏切閉鎖の様子(遮断機は設置されていない)。
「車両基地線乗車体験」の時間帯以外では随時行先を変更して展示されていた2105F。
記念撮影及び車内休憩所用として使用された2109F。当編成は2014年10月頃に前照灯がLEDに更新された。
LEDに更新された2109Fの前照灯の拡大。左右それぞれに2灯のLED前照灯を横向きに配置。
検査庫では2000系2102Fが非常扉を開放し、非常用梯子が設置された状態で公開された。
2102F車内も開放(7〜10号車)。7号車では検査・作業風景をパネル展示。
東葉快速廃止と駅ナンバリング導入に伴い更新された路線図と、テストパターン表示を繰り返す車内行先表示器。
8号車。空調装置(ロールフィルタ・暖房装置)が展示された。
9号車。ドア開閉動作体験が行われた。仮設の車掌スイッチを操作すると、目の前のドアのみ開閉した(ドアチャイムは非連動)。
バス展示(昨年のイベントより実施)。京成バス・東洋バスが展示され、運転席等で記念撮影を撮ることが出来た。
ミニSL乗車。約200mの軌道が敷かれた。
毎年恒例の保線用モーターカーの試乗。例年通りの大人気で、1時間以上の待ち時間となっていた。
記念撮影用の2000系のボードも用意された。
車両展示。最後は各種別での八千代緑が丘表示並びが行われた。運行番号は「第6回東葉家族車両基地まつり」にちなんで「06T」で統一。
15000系の「通勤快速 八千代緑が丘」行き表示。通勤快速は中野方面行きのみの運転のため、営業列車では存在し得ない。
05系の「東葉快速 八千代緑が丘」行き。存在したことはない。
2000系の「快速 八千代緑が丘」行き。かつては運行していたが、現存しない。
最後尾車両より撮影。車両基地から出入庫線を通り八千代緑が丘駅へと向かう。出入庫線が事前応募なし(当日先着順)で乗車できたのは今回のイベントが初である。

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先頭車両より撮影。八千代緑が丘駅から通常非営業区間の出入庫線経由で車両基地へと向かう。出入庫線は40‰で、最高速度は40km/hとのことである。車両基地内では一旦停止後、ATC切換スイッチを「非設」(非設備運転)に切り替えて走行する(非設備区間=保安装置設備なしの区間)。

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車両基地から出庫し、八千代緑が丘駅へと向かう車両基地線乗車体験列車。列車通過時は基地構内の踏切を遮断している。

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第6回東葉家族車両基地まつりにて車両休憩所として車内が開放された東葉高速鉄道2000系2109Fの車内LEDの表示内容(東京メトロ線内仕様)。

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東葉高速鉄道2000系の1-3位側(海側)の車内案内表示機のテストパターン表示。最初に「1」の数字が表示される。2014年11月2日開催の「第6回東葉家族車両基地まつり」にて。

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東葉高速鉄道2000系の2-4位側(山側)の車内案内表示機のテストパターン表示。最初に「2」の数字が表示される。2014年11月2日開催の「第6回東葉家族車両基地まつり」にて。

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