05系21F B修繕施工

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05系21Fが2018年9月〜2019年4月にかけて深川工場にてB修繕が行われた。05系6・7次車では初のB修繕施工車である。2019年7月3日より営業運転に復帰している。

B修繕の内容は、主電動機の交換(PMSM化)、VVVF制御装置の交換、行先表示器・運行番号表示器の交換(行先表示機:フルカラーLED、運行番号表示器:白色LED)、前照灯の交換(シールドビーム→LED)、スカートの設置、帯色の変更(新05系や07系と同一)、先頭車前面車両番号位置の変更、客用ドア・ドアエンジンの交換、車内案内装置のLCD化、防犯カメラの設置、ドアランプの設置、ドアチャイムの変更、フリースペースの設置、袖仕切り・車内化粧板・床敷物の交換、車内照明のLED化、運転台の交換等である。VVVF制御装置は三菱電気製、主電動機は東芝製で、16000系4次車以降や13000系、07系B修繕車とほぼ同仕様。

05系6・7次車の他の編成も順次B修繕が施工される模様である。

05系6・7次車で初のB修繕施工車となった21F(21Fは6次車)。先にB修繕が完了している05系ワイドドア車(14F〜18F)と比較すると、スカートの形状(21Fは新05系や15000系に準じた形状)、前照灯(21FはLED化)等に差異がある。また、パンタグラフは05系ワイドドア車がシングルアーム式に交換されたのに対し、21Fは07系B修繕車と同様に交換されていない(元の菱形パンタグラフを引き続き使用)。

八千代緑が丘にて
東葉高速線直通運用に入る21F。

原木中山にて
前照灯。コイト電工製の多灯式LEDに交換されている(静岡鉄道A3000形等で採用されているものと類似)。
車内の様子。07系B修繕車と同様、袖仕切り・車内化粧板・床敷物の交換が実施された。
先頭車の車内。優先席付近は手すりが黄色に着色されたグリップ付きのものとなっている。
ドア周りの様子。ドア本体・ドアエンジンの交換、車内案内装置のLCD化、ドアランプの設置が行われた。ドアエンジンは空気圧作動式で、戸閉力弱め機構を搭載する。ドアチャイムも3点式のものに変更された。
鴨居部の拡大。東京メトロ東西線の車両で初めて防犯カメラが設置された。防犯カメラは千鳥配置で、鴨居部の右側に設置されている。
また、LCDは05系・07系のB修繕車や15000系64F〜66Fと同様、次駅表示は漢字・ひらがな・ローマ字の切替表示、種別・行先および路線図の駅名は日本語(漢字)・英語の交互表示となっている。文字や案内の切替時はアニメーション表示される。
ドアガラスは単層。
元々車椅子スペースが設置されていた2・9号車以外の各号車にも、車端部にフリースペース(兼車椅子スペース)が設置された。
乗務員室仕切り。
運転台。従来はツーハンドルマスコン(ブレーキハンドルは固定式)であったが、左手操作式ワンハンドルマスコンに更新された。また、その他も15000系に準じた仕様・機器配置となっている(コンソールの形状は15000系と若干異なる)。
1駅間の車内の様子。B修繕により、主電動機のPMSM化及びVVVF制御装置の交換(三菱電機製IGBT)が行われた(16000系4次社以降や13000系、07系B修繕車等とほぼ同様の仕様)。車内は東京メトロ東西線の車両で初めて防犯カメラが設置された。また、鴨居部の案内装置の交換(3色LED式→LCD式)、床敷物・袖仕切りの交換、フリースペースの設置等が行われた。05系6〜7次車で初のB修繕施工車で、2019年7月より営業運転を開始した。

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西船橋駅を発車する05系6次車のB修繕車。

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