Airport Rail Link 車両紹介

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Airport Rail Linkの車両は、Siemens製の「Desiro Class 360/2」である。SA Express用の車両は1000系、SA City Line用の車両は2000系に区分される。外板塗装や車内を除いて基本仕様は両者共通で、保守の容易化や部品の共通化が図られている。車両寸法は長さ20,340mm×幅2,796mm。最高速度は160km/h(営業最高速度は、SA Expressが160km/h、SA City Lineが80km/hである)。

1000系はMc-T-M-Mcから成る4両編成(うちスワンナプーム寄り先頭車は荷物車)。車内の座席配置は、集団見合い式とボックスシートを組み合わせたクロスシートとなっている。荷物車は、マッカサン駅のCity Air Terminalで預けられた荷物が入ったコンテナを自動的に移動・積載できる装置が設置されている。2007年〜2008年に4両編成4本(16両)が製造された。付番方法は、千の位が1(形式番号)、百と十の位が編成番号、一の位が車種区分(1:スワンナプーム寄りMc、2:パヤータイ寄りMc、3:M、4:T)である(第1編成の場合は、パヤータイ寄りから1012-1014-1013-1011)。

2000系はMc-M-MCから成る3両編成。車内はロングシートである。2007年〜2008年に3両編成5本(15両)が製造された。付番方法は、千の位が1(形式番号)、百と十の位が編成番号、一の位が車種区分(1:スワンナプーム寄りMc、2:パヤータイ寄りMc、3:M)である(第1編成の場合は、パヤータイ寄りから2012-2013-2011)。

SA Express用の1000系の外観。Siemensが開発した「Desiro Class 360/2」である。荷物車1両を含む4両編成で、帯は赤色。警戒のため、駅停車中と停車駅接近時を除いて、前照灯を点滅させて走行する。

ラートクラバンにて
フアマーク駅を通過する、SA Express用の1000系。
1000系の荷物車。スワンナプーム寄り先頭車1両が該当する。側窓は中が見えないよう目張りされている。

マッカサンにて
1000系の車内の様子。集団見合い式クロスシートとボックスシートを組み合わせた座席配置。デッキに扉は無い。ドア付近には大型荷物置き場が設置されている。
1003形(M)に設置されている、車椅子対応トイレ。トイレ周りには折りたたみ式座席(ロングシート)が設置されている。
車端部。写真は荷物車との仕切り部。
荷物車の車内の様子。大型コンテナを自動で車内移動させる装置が床に設置されている。
SA City Line用の2000系の外観。帯は青色。通常は片方の前照灯のみ点灯させて走行する。

ラートクラバンにて
2000系の先頭車先頭部側面。台車はボルスタ付きのものを採用している。台車の位置は、一般的な車両よりも車端部寄りとなっている。
VVVFインバーター制御装置(IGBT素子)。Siemens製。1000系と共通。
両先頭車の車端部よりの側窓には、LED式行先表示機が設置されている。
2000系の側面流し撮り。1000系や飛行機と離合する。

ラートクラバン〜スワンナプームにて
2000系の車内の様子。オールロングシートとなっている。座席はFRP製。つり革はベルトのみのタイプ。
各車両あたり1箇所ずつ(両面)、枕木方向に設置されているLED式車内案内表示機。タイ語と英語で表示。
ドアボタン。
車端部。貫通扉は押しボタンによる自動開閉。
Siemensの車内銘板。
くつずり(沓摺り)部。プラグドアで機構がやや複雑となっている。
乗務員室仕切り扉。前面展望は不可。
独特の磁励音を発する。

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ラームカムヘーン駅で上下線の列車が並ぶ。

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スワンナプーム駅は自動放送でタイ語・英語・中国語・日本語が流れる。当駅は全ホームにホームドア(プラットホームスクリーンドア)が設置されている。

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前照灯を点灯し、スワンナプーム駅を発車するマッカサン行きSA Express。

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高速走行中のSA Express 2000系の車内の様子。撮影時は、この車両の乗客は他に皆無であった。フアマーク駅を通過する。

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荷物車内でのコンテナ自動輸送の様子。スムーズに動作する。

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自動放送は英語・タイ語の順。プラットホームスクリーンドアが設置されている。

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早朝のスワンナプーム国際空港付近の高架で、SA ExpressとSA City Lineの列車が離合する。

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ARL 2000系走行音(ラートクラバン→バーンタップチャ-ン)IGBT-VVVF制御で、制御装置はSiemens(シーメンス)製。
Mc-T-M-Mc(3M1T)の3両編成。
自動放送は英語・タイ語の順。
ARL 2000系走行音(バーンタップチャ-ン→フアマーク)
ARL 2000系走行音(マッカサン→ラーチャプラーロップ)
ARL 1000系走行音(マッカサン→スワンナプーム)IGBT-VVVF制御で、制御装置はSiemens(シーメンス)製。
Mc-M-Mc(3M0T)の3両編成。
自動放送は英語・タイ語の順。

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