猫空纜車
マオコンランチャー / Maokong Gondola

Tweet

猫空纜車(マオコンランチャー / マオコンゴンドラ)は、動物園(トンウーユェン)〜猫空(マオコン) 間4駅4.0kmを結ぶ観光ロープウェイである。途中、動物園〜動物園南(トンウーユウェンナン)間と動物園南〜指南宮(ジーナンゴン)間に方向転換駅(転角駅 / 轉角站)がある(方向転換駅での乗降は不可)。2007年7月4日に開通した。

所要時間は17〜25分。運賃は台北捷運とは別運賃で、1駅間(初乗り)70元、2駅間100元、全区間120元。「悠遊カード」も使え、カード利用の場合は平日に限り運賃が20元割引となる。運行時間は平日・土曜日が9:00〜22:00、日曜日・祝日が8:30〜22:00で、毎週月曜日は終日運休。ロープウェイは単線自動循環式で、ロープウェイのシステム全体はフランスのPOMA(ポーマ)が設計・製造を担当し、ゴンドラ(全147台)は同社の子会社のSigma Composite製である。

2010年11月2日より床が透明(強化ガラス)となった「水晶車廂」がデビューした。全ゴンドラ147台のうち31台が「水晶車廂」に改造され、2〜4分に1台の割合で運行されている。

「猫空纜車」公式ホームページ:http://gondola.trtc.com.tw/
(路線図:管理人制作)

猫空纜車の動物園駅。木柵線の動物園駅の約350m西側にある。地上4階建てで、切符売り場と乗り場は4階にある。海抜24.1m。
動物園駅のロープウェイ乗り場。ゴンドラは8人乗りである。
ゴンドラの外観(猫空纜車のキャラクターが描かれた特別塗装のもの)。全147台が製造され、通常は144台で運行される(3台は予備)。
ゴンドラ内の銘板。安全上の注意が中国語・日本語・英語・フランス語で表記されている。ゴンドラの製造メーカーはフランスのSigma Composite社。
動物園駅を発車し、猫空駅へ向かうゴンドラの車窓。途中2箇所の方向転換駅を経由し、右奥の山へ索条が続いているのが見える。
動物園〜動物園南 間にある、「転角1駅」(轉角1站)。一般客の乗降は出来ない。ここでは10度の方向転換を行う。
動物園駅から1つ目の中間駅である「動物園南」(トンウーユウェンナン)駅。地上2階建てで、乗り場は2階にある。海抜95.5m。同駅前に台北市立動物園南のシャトルバス乗り場がある。
当初、当駅の駅名は「動物園内」(トンウーユウェンネイ)であった(英名は開業時から「Taipei Zoo South」)。2015年10月26日に現駅名に変更。
動物園南駅のコンコース。構造は他の台北捷運の駅と同一で、途中駅のためプラットホームの案内標識もある。改札機はオムロン製で、台北捷運の他路線で以前使われていたものと同一。
動物園南駅のプラットホーム。2面2線の相対式。エレベーターも完備している。乗車時には、残席があるゴンドラが来るまでホームで待たなければならない。
動物園南〜指南宮 間にある、「転角2駅」(轉角2站)。「転角1駅」と同様に、一般客の乗降は出来ない。ここでは80.3度の方向転換を行う。
「転角2駅」に併設されている車庫。
動物園駅から2つ目の中間駅である「指南宮」(ジーナンゴン)駅。地上4階建てで、乗り場は4階にある。海抜264.3m。
駅名の由来となっている「指南宮」と、その背後を行く猫空纜車。
指南宮駅から猫空方面を見たところ。索条は山の斜面に沿ってV字型を描いている。
「台北101」と猫空纜車。

指南宮〜猫空にて
終点の「猫空」(マオコン)駅。地上2階建てで、2階に乗り場と車庫がある。海抜299.3m。駅周辺には茶芸館が立ち並び、夜は台北市内の夜景を一望できるスポットにもなる。

猫空纜車の往復乗車券
磁気式である。2007年8月まで他の台北捷運の路線で使用されていた磁気式乗車券と同一規格。
猫空纜車の自動改札機
台北捷運の旧型機と同一(流用?)。オムロン製。
猫空纜車のパンフレット
左から中国語版・日本語版・英語版。

「台北捷運(台北MRT)」トップに戻る

Tweet