松山〜南港間南港駅新駅

松山駅と同様、2008年9月21日に供用開始した南港(ナンガン)駅新駅舎(の一部)。
新駅舎には台鐵のマークに加えて、既に高鐡(台湾高速鐵路)のマークが刻まれている(高鐡は2012年に同駅まで延伸予定)。
南港駅新駅舎は3階建ての中央の駅ビルと北側・東側の出口上に設けられる2つの建物(別館)で構成されるが、供用開始直後の時点ではいずれの駅舎も未完成で、北側出口の部分以外は一切開放していない。
南港駅の北2出口。供用開始時点では、南港駅の出入口はこの1箇所のみである。
地下への通路。
地下1階の様子。第2期工程が完成するまでは未開放で、西側は仮設の壁で覆われている。
案内表示板は既に高鐡等の案内(第2期工程完成後の分)も記されており、上からステッカーで隠されている(透けて見えている)。
地下2階のコンコース。切符売り場と改札口がある。
台鐵の切符売り場。松山駅新駅とは異なり、既に設備は完成しているが、窓口の半分はシャッターが閉められている。
台鐵の改札口。現在は1箇所のみで入出場共用。
コンコースの南側及び西側の一部は第2期工程が完成するまで仮設の壁で封鎖されている。
改札内コンコース。中央にエレベーターが配置され、その両側にホーム階への階段・エスカレーターが設置されている。階段は完全に一方通行で、上り用階段と下り用階段が別々に設けられている。
第3ホームへの通路は未開放である。
地下3階に位置する縦貫線のホーム。
ホームは3面7線の構造で、現時点で台鐵単独の地下ホームとしては最大規模である(2004年までは台北駅の4面9線が最大であったが、同年にうち2面4線を閉鎖して高鐡用に転用した)。第1ホーム(1A番線・1B番線)が縦貫線上り(基隆・花蓮方面)、第2ホーム(2A番線・2B番線)が縦貫線下り(台北・新竹方面)で、第3ホーム(3A番線・3B番線)は現在未使用である(将来的に北宜直線鉄路用として使用?)。第3ホームの南側には工事用車両の留置線がある。
ホームにも仮設の壁で覆われた階段があり、第2期工程完成後には台鐵の改札口がもう一つ増えると思われる。

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