台北捷運南港駅開業

台北捷運 板南線は2008年12月25日に昆陽(クンヤン)〜南港(ナンガン)間2.5kmが延伸開通し、新駅として南港駅が開業した。台北捷運の南港駅は台鐵の南港駅と隣接しており、将来的には高鐡も同駅まで延伸開通する予定となっている。
当駅は台北捷運で最初に公共芸術が取り入れられた駅で、コンコースやホーム、通路には多数の芸術作品が飾られている。

2008年12月25日に開業した南港駅。出入口上の駅名標には台鐵・高鐡の駅と区別するため「捷運南港駅」と記されている(構内で他社の駅とは接続していないため、乗換えの際は一旦地上に出る必要がある)。
捷運南港駅と橋上駅舎の旧 台鐵南港駅。台鐵の駅は2008年9月21日に地下化されたため、旧駅舎は解体作業が進行している(2009年1月14日より旧駅舎内の連絡通路も閉鎖)。
捷運南港駅のコンコース。
コンコースや通路の壁には多数の絵画が展示されている。
ホームの様子。1面2線の島式ホーム。昆陽側に両渡り線がある。
両側のホームの壁に掲げられた、全長62.5mの絵画。府中・永寧方面行き列車のホーム側の絵画は捷運の列車の車内の様子をモチーフとしている。
南港展覧館方面行き列車のホーム側には捷運列車の外観をモチーフとした絵画が掲げられている。
ホームに設けられた3箇所のベンチも、座面がそれぞれ異なるデザインとなっている。
南港行きのLED行先表示機。
当区間の開通式に使用された「捷運熊猫列車」(パンダ列車)。パンダをはじめとした絶滅危惧種が全面ラッピングされている。該当編成は163-164編成(321型)で、2008年12月25日から2009年3月25日まで運行された。

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