紅線・橘線向けの車両はに2005年〜2007年に2M1T(Mc-T-Mc)の3両編成42本(126両)が製造された。製造メーカーは全車両Siemens。車体はステンレス製で台北捷運の車両をベースにしているが、側面がストレートとなっており、また車体長が台北捷運の車両よりも1,600mm短いため車端部に側窓・座席がない。 車両寸法は長さ21,560mm(先頭車21,945mm)×幅3,150mm×高さ3,600mm。加速度・減速度ともに3.6km/h/s。車両番号は台北捷運と同様の付番法則で両先頭車(Mc)が1100番台、中間車(T)が2100番台となっている(第1編成ならば車両番号は順に1101-2101-1102、第2編成ならば1103-2103-1104、第3編成ならば1105-2105-1106、・・・という法則で付番されている)。 将来的には中間電動車(M)2両と付随車(T)1両の3両を増結して6両編成にすることも可能な構造となっている。 |
紅線を走行する高雄捷運の車両。全車両がSiemens製。台北捷運の車両をベースとした4扉車。 油廠国小にて | |
高雄捷運の車両を上から見る。冷房装置は車両の両端に搭載されている。また、ベンチレーターのようなものが各車両3箇所(1両あたり6個)ずつ屋根上に載っているのが確認できる。 大寮にて | |
行先表示機は正面の助手席側(右側)に設置されており、中国語と英語で交互表示(縦スクロール表示)する。 | |
電動台車。ボルスタレス台車で、直流750V第3軌条集電式のため、台車中央に集電シューが設置されている。 | |
VVVFインバータ制御装置。IGBT素子で、装置はSiemens製。 | |
貫通幌の形状。車端部にはドアコック(赤色のもの)が設置されている。 | |
車内の様子。オールロングシートで、座席はFRP製。つり革はプラスチック製の握り部を省略したものとなっている。中央にはスタンションポールを一列に配置。 | |
ドアの上にはLED式案内表示機が千鳥配置で設置されている。 | |
LED式案内表示機が設置されていないドアの上には路線図が貼られている。 | |
各ドアの横にも車両番号とドアの位置を示す番号が書かれたステッカーが貼られている。 | |
博愛座(優先席)のステッカー。ピクトグラフは以前の台北捷運のもの(≒JR東日本のもの)とほぼ同一。 | |
貫通路。台北捷運と異なり、車端部には座席がない。 | |
各車両の両車端部には車両番号のプレートと製造メーカーの銘板が設置されている。 | |
乗務員室仕切り扉。非常時は緊急脱出口となるため、扉は大型。 | |
運転台の様子。右手操作型ワンハンドルマスコンで、マスコンは手前に引くと減速、奥に押すと力行(日本とは逆の、欧米式)である。 |
高雄捷運電車走行音(紅線 小港→高雄国際機場) | IGBT-VVVF制御で、制御装置はSiemens製。 Mc-T-Mc(2M1T)の3両編成。 扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。 |
高雄捷運電車走行音(紅線 前鎮高中→草衙) | |
高雄捷運電車走行音(紅線 草衙→前鎮高中) | |
高雄捷運電車走行音(橘線 鳳山→大東) |