シンガポール SMRT C651型

C651型は1990年代の東西線・南北線延伸時に投入された車両である。4M2T(Tc-M-M+M-M-Tc)の6両固定編成19本(114両)が投入された。製造は全車両シーメンスが担当。車体はアルミ合金製で、全面塗装されている。車両寸法は長さ23,650mm(中間車22,800mm)×幅3,210mm×高さ3,680mm。4扉車で、ドア幅は1,450mm。
外観はC151型とほとんど同じであるが、前照灯・尾灯ユニットの角型→丸型化、前面運行番号表示のマグサイン化、側窓にUVカットの緑がかったガラスを採用したのが主な変化である。ドアエンジンも変更された。制御装置にはシーメンス製GTO-VVVFを採用。シンガポール初のVVVF車となった。
2013年までに、全車両に対してC151型と同様のリニューアルが実施される予定である。

Redhillに入線するC651型。外観はC151型と似ているが前照灯・尾灯ユニットの形状の変化等が相違点。また、車体はアルミ合金製(全面塗装先頭車乗務員室後部。非常扉は1920人の乗客を30分で一箇所の先頭部から避難させる機能を確保している。)。
車内の様子。C151型を踏襲している。
ドアの取っ手の形状はC151型から変更された。
運転台の様子。一部機器の配置が異なるが、極力C151型とあわせられている。
リニューアルが実施された、C651型の車内。
更新車に設置された、蛍光表示管(VFD)を用いた車内案内表示機。C151型更新車と同一使用。
鴨居部にマップ式案内装置が設置された、C651型更新車のドア。
Chinese Garden駅に入線するC651型電車。
Yishun駅を発車する列車。

C651型走行音(Choa Chu Kang→Yew Tee) GTO-VVVF制御で、制御装置はシーメンス製。
Tc-M1-M2+M2-M1-Tc(4M2T)の6両編成。
C651型走行音(Kranji→Marsiling)

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