シンガポールMRT 環状線
Circle Line

MRT環状線(Circle Line;駅番号制においての路線記号は「CC」)はDhoby Ghaut(ドビーゴート)〜Promenade(プロムネイド)〜HarbourFront(ハーバーフロント)間28駅の本線およびPromenade〜Marina Bay(マリーナベイ)間3駅の支線をあわせた、総計30駅35.7kmを結ぶ路線である。車両基地を含めて全区間が地下。全区間複線(左側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地はKim Chuan depot(キムチュアン基地)で、世界最大級の地下の車両基地である。すべての駅にはプラットホームスクリーンドア(PSD)が完備している。2009年5月28日にBartley(バートレイ)〜Marymount(メリーマウント)間、2010年4月17日にDhoby Ghaut〜Bartley間、2011年10月8日にMarymount〜Harbour Front間、2012年1月14日にPromenade〜Marina Bay間が開通した。

列車はDhoby Ghaut〜HarbourFront間を運行する系統と、Marina Bay〜Stadium間を運行する系統の2系統がある。後者は、ラッシュ時はMarina Bay〜Stadium〜HarbourFront間の運行(延長運転)を行う。

列車は3両編成で運転される。使用車両はC830型で、製造はAlstom(アルストム)。2005〜2008年に40編成(120両)が製造された。車体はアルミ合金製で、車両寸法は長さ23,650mm(中間車22,800mm)×幅3,210mm×高さ3,680mm。Alstomの標準型地下鉄車両シリーズ「Metropolis(メトロポリス)」の車両で、MRT北東線のC751A型と基本性能は同一。但し、第三軌条集電であること、前面非常扉に窓があること、車内のLCD装置が省略されていることなどが相違点である。列車はMRT北東線と同様、完全無人運転を行う。2015年より増備車のC830C型(Alstom製)が24編成(72両)導入される予定となっている。

路線名に反して、完全な環状路線にはなっていない。HarbourFront〜Marina Bay間の建設案もあるが、公式には発表されていない。

(路線図:管理人制作)

環状線のC830型。環状線はMRTで初の3両編成で運行されている。完全無人運行を行う。
車内の様子。MRT北東線のC751A型をベースとしているが、座席のカラーが号車ごとに異なり(1号車:紫、2号車:青、3号車:緑)、SMRTの車両の伝統が継承されている。車椅子スペースは2号車に設置。
先頭車最前部。完全無人運行のため、乗務員室はない。運転台は右側にあり、カバーで格納されている。
MRT北東線のC751A型と異なり、前面の非常扉にも窓が設置され、前面の見晴らしは大幅に向上した。ただ、全区間地下でかつトンネル内の照明も通常は消灯しているため、駅進入時以外はほぼ暗黒の世界だ。
幅広の貫通路。通路幅は1,500mm。
各扉の上には路線図が掲示されている。
つり革とLED式案内装置。LED式案内装置は枕木方向に各車両2箇所、計4台設置されている。
Alstomの車内銘板。
吹き抜け構造となっている、Bishan駅のプラットホーム。
3面2線のPaya Lebar駅。中線の線路の上は通路となっている。
2010年4月19日より当駅からMarymount間(後に当駅〜one-north間、さらにその後に当駅〜HarbourFront間)でラッシュ時に区間運行列車があったが、2012年1月14日の支線開業時に廃止された(その為、現在中線は使用されていない)。
斬新なプラットホーム空間となっているStadium駅。シンガポールの有名建築集団「WOHA」がデザインを担当した。
one-north駅のプラットホーム。コンコース階まで吹き抜けとなっており、プラットホームB(Dhoby Ghaut方面行きホーム)の上から天窓にかけては、Yek Wongのアートワークが掲げられている。
HarbourFront駅。1面2線だが、現在は片側のホームのみ使用されている。
Dhoby Ghaut駅。MRT南北線・MRT北東線・MRT環状線の3路線が乗り入れており、環状線のホームは地下5階に位置する。地下1階まで吹き抜け構造で、ホームの壁の一部は、環状線のラインカラーであるオレンジ色を使用している。
支線の終点のMarina Bay駅。地下駅であるが、駅の構造上、ホームからのエスカレーター・エレベーター・階段はすべて下の階に続いている。
Bayfront。方向別の2層式ホームとなっている。ダウンタウン線と対面乗換えができる構造となっている。写真中、右側が環状線のホームで左側がダウンタウン線のホーム(工事中)。
Marina Bay支線の区間列車は、ラッシュ時を除いてStadium駅で折り返す。
Serangoon駅を発車する、Marymount行きの列車。

Full HD Video
収録区間のMarina Bay〜Bayfront間は比較的乗客が少ない。車内案内表示機のLEDは赤単色のみ表示。

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車内案内表示機では、次駅名・行先・ドア閉予告等を表示する。

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C830型走行音(Dakota→Mountbatten)IGBT-VVVF制御で、制御装置はAlstom(アルストム)製。
Mc1-T-Mc2(2M1T)の3両編成。
磁励音はこれまでのAlstom製IGBT-VVVFの車両の標準のものと異なる。
C830型走行音(Mountbatten→Stadium)
C830型走行音(Bras Basah→Dhoby Ghaut)
C830型走行音(Marina Bay→Bayfront)Marina Bay〜Stadium間の区間列車で収録。
C830型走行音(Nicoll Highway→Stadium)

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