シンガポールLRT ブキ・パンジャン線
Bukit Panjang Line

LRTブキ・パンジャン線(Bukit Panjang Line;駅番号制においての路線記号は「BP」)はChoa Chu Kang(チョアチューカン)〜Bukit Panjang(ブキパンジャン)〜Fajar(ファジャー)〜Bukit Panjang間を結ぶ、Bukit Panjangを分岐駅としたラケット型の本線と、Bukit Panjang〜Ten Mile Junction(テンマイルジャンクション)間の支線から成る、総計14駅7.8kmを結ぶ路線である。全区間が高架である。Bukit Panjang〜Ten Mile Junction間を除いて全区間複線(左側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。中央案内式の軌道の新交通システムである(車両はゴムタイヤ車輪)。車両基地はTen Mile Junction Depotで、シンガポール初の、屋内(ショッピングセンター内)に位置する車両基地である。ホームドアはTen Mile Junction駅を除いて未設置。

1999年11月6日に全区間が開業した。

運転系統はA〜Cの3系統があり、A系統はChoa Chu Kangを起点に、Bukit Panjangから右回り(時計回り)で環状部を走行し、Choa Chu Kangへ戻るルート、B系統はChoa Chu Kangを起点に、Bukit Panjangから左回り(反時計回り)で環状部を走行し、Choa Chu Kangへ戻るルート、C系統がTen Mile Junctionを起点に、Bukit Panjangから右回り(時計回り)で環状部を走行し、Ten Mile Junctionへ戻るルートでそれぞれ運行される。C系統は20分間隔で運行される。

列車は1両または2両編成で運転される。車両はAdtranz製のCX-100型で、開業までに19両が導入された。沿線住民のプライバシーを考慮し、住宅街の近くを走るときは側窓が一瞬でスモークガラスに変化する仕組みになっている。

(路線図:管理人制作)

Bangkit駅に入線するLRTブキ・パンジャン線のCX-100型。
Fajar〜Bangkit間を行くLRT車両。
MRT東西線の車両をバックに、Bukit Panjang方面へ走行する。

Keat Hongにて
道路の脇を走行する。

Petir〜Bukit Panjangにて
Bukit Panjangニュータウンの住宅街を走るLRTブキ・パンジャン線。LRTとはLight Rapid Transitの略で、全列車単行運転のため列車あたりの輸送量は少ない。ピーク時は2〜4分、オフピーク時は6分間隔で運転される。

Bangkit〜Fajarにて
Keat Hongに入線する列車。
CX-100型側面。2扉車。タイヤ周りには当初カバーが設置されていたが、後に撤去された。
CX-100型車内。沿線住民のプライバシーを考慮し、住宅街の近くを走るときは側窓が一瞬でスモークガラスに変化する仕組みになっている。
座席は当初、写真のように車端部の4箇所計8席のみ設置されていたが、現在はドア間にも増設されている。
完全無人運転のため前面展望は抜群。住宅街の間を縫うように走る。なお、前面窓はスモークはかからない。
ポイント装置(手前)と対向列車。
駅舎の外観。
Bukit Panjang駅の西側の、環状部の分岐点。写真の列車はA系統で、環状部を右回りに回る。

Bukit Panjang〜Senjaにて
環状部を回り終わり、Bukit Panjangに戻るB系統列車。

Senja〜Bukit Panjangにて
Bukit Panjang駅前は大規模なバスターミナルとなっている。
終点のChoa Chu Kang駅に到着したCX-100型。タイヤカバーが装着されていた頃のもの。
駅舎内部の様子。全駅エレベーター完備。

Bangkitにて
駅舎とLRTの車両。

Bangkitにて
C系統の列車。専用の編成が使われ、窓にはステッカーが貼られている。
本線から分岐し、単線でTen Mile Junctionショッピングセンターに入線する。この線路はTen Mile Junction Depotからの出入庫線も兼ねている。
Ten Mile Junction駅。1面1線で、ブキ・パンジャン線で唯一、プラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている。
シンガポールLRT ブキ・パンジャン線  Choa Chu Kang→Bukit Panjang間の前面展望。

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シンガポールLRT ブキ・パンジャン線「C系統」 Bukit Panjang→Ten Mile Junction手前までの前面展望。

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沿線住民のプライバシーに配慮して、住宅街の横を通ると側窓およびドア窓が一瞬でスモークガラスに変化する。

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Keat Hong駅に到着するCX-100型。

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CX-100型走行音(Phoenix→Teck Whye)サイリスタ位相制御。
cMcの単行運転で、2両編成による運転も可能となっている。。
CX-100型走行音(Teck Whye→Keat Hong)

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