ミャンマー国鉄元 三陸鉄道36-300形・36-400形

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三陸鉄道36-300形・36-400形は1989年に製造された車両である。製造会社は東急車輛(足回りは新潟鐵工)。1989年の横浜博覧会の会期中に山下臨港線(日本丸〜山下公園 間)で運行する車両として、財団法人横浜博覧会協会発注・所有で111+112、121+122の2両固定編成2本(4両)が製造され、博覧会閉幕後の1990年に三陸鉄道に譲渡された(所有者は岩手県)。三陸鉄道で車両番号は36-301+36-401(元111+112)及び36-302+36-402(元121+122)に変更され、トイレの設置等の改造が行われた。明治時代の路面電車風のレトロ調デザインが特徴である。車両寸法は長さ16,300mm×幅2,828mm×高さ3,980mm。最高速度は95km/h。車体は鋼製。

2004年に36-301+36-401、2006年に36-302+36-402が廃車となり、2007年にミャンマー国鉄に譲渡された。現地到着後、ステップ設置、車軸の改造、塗装の変更、ダブルルーフ・冷房装置の撤去、内装の一部部品の撤去等の改造が施されたが、特徴的な外観や内装はほぼ原形を留めている。ミャンマー国鉄での車両番号は、36-301が「RBE2529」、36-401が「RBE2530」、36-302が「RBE2531」、36-402が「RBE2532」である。

2007年5月に竣工した。 三陸鉄道時代の編成は解除され、片運転台車両の為他車と連結して運行される。RBE2529は貫通路部分に運転台を新設し、両運転台化された。

RBE2530(元 36-401)。横浜→岩手→ミャンマーと3度も活躍の場を移した、異色の経歴を持つ。

Insein DRC基地にて
RBE2530を正面から。大型の前照灯を中央に配した明治時代の路面電車風のデザインはミャンマー国鉄のRBEの中でも異彩を放っている。窓上両端にあった尾灯は欠損(RBE2530のみ)。元イベント用車両の為、内装も一般型RBEの中では最も豪華である。
側面の「RBE2530」の車両番号表記。
RBE2530の車内の様子。豪華な内装は健在。
デッキ仕切り扉。
運転台。車両の中央に配置されている。使用しない運転台は蓋で覆い隠せる構造になっている。
Yangon Repair Shopにて修理待ちのRBE2529(元 36-301)。
Yangon Repair Shopにて修理待ちのRBE2531(元 36-302)。
RBE2531(元 36-302)(左)とRBE2529(元 36-301)(右)の連結。
■日本時代の記録
三陸鉄道北リアス線で活躍していた頃の36-402(現:RBE2532)。

小本にて
宮古駅に停車中の久慈行き36-402+36-302。
36-302(現:RBE2531)。上記の36-402と固定編成を組んでいた。

小本にて
36-302。

宮古にて
三陸鉄道開業20周年(2004年4月1日)の、のぼり旗と共に。

宮古にて
特徴的な中央1灯の前照灯。
前面の行先板。
「サーモン」号のヘッドマーク。
珍しい昭和64年製の製造銘板。車両自体は昭和63年(1988年)末には山下臨港線に搬入されていた。
車両側面のマーク。同車は宝くじ号であったため、そのことを示す表示が前面・側面にあった。
運転台。
運転台仕切り。展望を重視したため、路面電車のような開放的なつくり(トンネルが多い三陸鉄道では、進行方向側の遮光カーテンを閉めていることが多かった)。

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