KORAIL 長項電鉄線

KORAIL長項電鉄線(チャンハンジョンチョルソン)は、長項(チャンハン)線のうち天安(チョナン)〜新昌(シンチャン)間7駅19.7kmを広域電鉄(首都圏電鉄)化した路線である。全区間が複線(左側通行)で、架線集電方式による交流25,000V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。2008年12月15日に現営業区間が開通した。
長項電鉄線の列車は、早朝・深夜の一部を除いて京釜電鉄線と直通運転を行っている。また、2009年6月1日より、200000系による「ヌリロ」号がソウル〜新昌 間で運行されている。列車は10両編成で運転される。使用車両は5000系(1000系は餅店(西東灘)以南では運行されない)。
今後、牙山新都市宅地開発事業の進捗に併せて、牙山(アサン)〜排芳(ペバン)間および排芳〜温陽温泉(オニャンオンチョン)間にそれぞれ新駅建設が検討されている。
(路線図:管理人制作)

天安市内の高架区間を行く、京釜電鉄線からの直通列車の5000系6次車(5000系後期車)。

双龍にて
月峰トンネルを抜けて牙山駅に入線する、新昌行きの5000系3次車(5000系中期車)。

牙山にて
牙山駅に入線する、清凉里行きの5000系1次車(5000系初期車)。牙山駅は2面4線で、うち外側2線が広域電鉄が、内側2線がセマウル・ムグンファ・ヌリロ号がそれぞれ発着する。
牙山駅は外側2線が高床ホーム、内側2線が低床ホームとなっている。また、ホームからKTX天安牙山駅への連絡通路が繋がっている。
牙山駅のコンコース。改札口は広域電鉄とセマウル・ムグンファ・ヌリロで分離されておらず、広域電鉄用の自動改札機の横に、長距離列車用の改札(通常無人)が設けられている。
温陽温泉駅に入線する5000系6次車(5000系後期車)。
新昌行きの5000系4次車(5000系中期車)。

温陽温泉にて
温陽温泉駅のホーム。同駅は4面4線の構造で、内側2面2線が高床式ホーム(広域電鉄用)、外側2面2線が低床式ホーム(長距離列車用)となっている。また、ホームはドーム状の屋根で覆われている。
終点の新昌駅。駅舎・ホーム共に地平にあり、地下通路で連絡している。
新昌駅の益山寄りには、留置線が2線設置されている。
新昌駅の留置線に停車中の、忠清南道PRのラッピング車両(5000系第75編成)。
2009年6月1日より、200000系による「ヌリロ号」が運行されている。4両編成ないし4両を2本を併結した8両編成で運行。

新昌にて
新昌にて5000系と並ぶヌリロ号。
新昌の留置線で並ぶ、200000系と5000系。
新昌の留置線で並んだ、200000系同士。
新昌駅の自動券売機。
新昌行き列車の5000系側面の行先表示。新昌の知名度が低いためか、「天安・新昌」と表記される(天安発車後も表記変更なし)。なお、前面は「新昌」と表示される。
5000系の車内のLED案内表示。同じく「天安・新昌行き」と表示される。

温陽温泉にて

5000系後期車走行音(温陽温泉→新昌) IGBT-VVVF制御で、制御装置は宇進産電・東芝製。
Tc-M-M'-T-M'-T1-T-M-M'-Tc(5M5T)の10両編成。
ドアエンジンは電気スクリュー軸駆動式。
5000系初期車走行音(双龍→牙山) GTO-VVVF制御で、制御装置は宇進産電・東芝製。
Tc-M-M'-T-M'-T1-T-M-M'-Tc(5M5T)の10両編成。
ドアエンジンは空気圧作動式。
200000系「ヌリロ」走行音(新昌→温陽温泉) IGBT-VVVF制御で、制御装置は日立製作所製。
Mc-T1-T2-Mc(2M2T)の4両編成。
客室内で録音したもの。
200000系「ヌリロ」走行音(牙山→天安) IGBT-VVVF制御で、制御装置は日立製作所製。
Mc-T1-T2-Mc(2M2T)の4両編成。
デッキで録音したもの。
200000系ミュージックホーン 広域電鉄の車両と同様に、韓国の童謡「自転車」の音色である。
♪「タルルン タルルン ピキョガセヨ」(チリリン チリリン お避けなさい)

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