KORAIL安山線・果川線

KORAIL安山(アンサン)線は烏耳島(オイド)〜衿井(クムジョン)間を結ぶ全長26.0kmの路線である。また、KORAIL果川(クァチョン)線は衿井(クムジョン)〜南泰嶺(ナムテリョン)間を結ぶ全長14.4kmの路線である。両線は衿井で接続しており、実質1つの路線となっている。南泰嶺からはソウルメトロ4号線と相互直通運転を行っている。車両はKORAILの2000系10連を使用。また、ソウルメトロ側からは4050系10連が乗り入れる。
安山・果川線は交流25000V電化・左側通行、相互直通運転先の4号線は直流1500V電化・右側通行のため、境界駅の南泰嶺〜ソンバウィ間でデッドセクションに加え、立体交差(地下)により左右の通行が入れ替わる。

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安山線・果川線のKORAIL2000系。全車両がラインカラーである水色を基調とした新塗装に変更された。

山本にて
果川線の地下トンネルを出て衿井(クムジョン)に入線するKORAIL2000系。同系は韓国初のVVVF車両である。(なお、果川線は衿井付近を除いて全区間地下)
上写真と同地点で撮影した2000系旧塗装。盆唐線用の2000系も同様のカラーであった。全車新塗装化済みのため、現存しない。
安山線内を行く2000系(旧塗装)。安山線沿線は市街地あり田園地帯あり山間部ありとかなり景色の変化に富む。半月(パヌォル)〜常緑樹(サンノクス)間ではKTXの高架橋をくぐる。(半月にて)
トンネルから顔を出す2000系。(半月にて)
KORAIL2000系1999年増備車。韓国鉄道100周年を記念して前面デザインが大幅に変更された。前面の丸い形状から「トングリ」(韓国語で「丸型」の意味)と呼ばれる。安山線・果川線には5編成が在籍する。現在は写真のように全車新塗装化され、同時に行先表示機もLED化された。

山本にて
KORAIL2000系不燃化改造施工車車内。ドア付近の網棚上部分には液晶テレビが設置されており、テレビ放送を流している。
製造メーカー銘板(写真は「大宇重工業 1995年製作」の銘板)。
KORAIL2000系不燃化改造施施工車車内。座席のモケット交換、化粧板、袖仕切り、床敷物、ラインデリア、つり革等が不燃性・難燃性のものに交換されている。
車端部の優先席(専用席)。座席のモケットは赤。
1両あたり2箇所計4基設置されているLED案内表示機。行先、次駅、ドア開側、PR文等が表示される。(写真は「タンゴゲ行」表示)
2000系トングリに限り、ドアには「韓国鉄道100年」の記念の柄が刻まれている(同車両の製造が韓国鉄道100周年にあたる1999年であるため)。
安山線終点の烏耳島駅で折り返しを待つ2000系。
安山線区間に乗入れたソウルメトロ4050系。安山線の烏耳島まで乗り入れる。社名変更に伴い、前面に「ソウルメトロ」の文字が追加された。

山本にて
ソウル地下鉄公社の頃の4050系。

2枚とも山本にて

KORAIL2000系GTO車走行音(正往→新吉温泉)宇進産電(東芝)製のGTO-VVVF制御装置を採用。
KORAIL2000系トングリ走行音(坪村→ポムゲ)他の2000系と同様、宇進産電(東芝)製のGTO-VVVF制御である。
KORAIL2000系IGBT車走行音(上渓→蘆原)IGBT-VVVF制御で、装置は宇進産電(東芝)製。IGBT-VVVF制御試験車であると思われる。

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