釜山地下鉄3号線萬徳駅
地下65m−韓国一の大深度地下駅


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釜山(プサン)地下鉄3号線の萬徳(マンドッ / Mandeok)駅はホームが地下65mに位置する、韓国一の深さを誇る駅である。ホームは地下9階に位置し、改札口からホームまでは5本の直通エレベーターと16台のエスカレーターが設置されている。日本一深い地下鉄駅は都営大江戸線の六本木駅(地下42m)であるが、当駅はそれよりもさらに23m深いことになる。

関連ページ:釜山地下鉄3号線

萬徳駅の地上出入口。
萬徳駅の駅前の様子。駅は萬徳峠の中腹に位置する。
上の写真の反対側。左の道路は第一萬徳トンネル 右は第二萬徳トンネルに続いている。地下鉄3号線もこの峠を越える。峠の反対側に位置する、隣の美南(ミナム)駅は同駅から3.3km離れている。
萬徳駅のコンコース。改札口の向こうにはホーム(地下9階)まで直通のエレベーターが並ぶ。
エレベーターは5台並んでいるが、節電のためラッシュ時等を除いて全て同時に稼動させることはない。
エレベーターのかご内操作盤にはB1(改札階)とB9(ホーム階)のボタンしかない。なお、B2〜B8も非常時用のドアが設置されているが、通常は停止できない。
エレベーターはアナムテック(Anam Tech)製。定員は17人。
ホーム階のエレベーターホール。エレベーターは両方面のホームの中央に位置する。
別の改札口からは長大エスカレーターによりホームまで結ばれている。
エスカレーターを降りた先は、またエスカレーター。改札口からホームまで計4回長大エスカレーターに乗らなければならない。
現在、エスカレーターは節電のため原則として使用停止している。エスカレーター用の改札口も閉鎖。
閉鎖されたエスカレーター用の改札口前には以下の内容の立て看板が置かれていた。

“エネルギー節約に協力望みます。”
エスカレーター運転中止案内
原油高時代!!エネルギー節約が切実な時です。我が公社でもエネルギー節約のために一部エスカレーターの稼動を中止しますので乗客皆さんのご理解とご協力をお願いし、お近くのエレベーターおよび階段を利用して下さい。

釜山交通公社
ホームの様子。シールド工法によって建設された。1面2線。
駅名標。
駅構内案内図。ホーム中央にエレベーター、両端にエスカレーターが設置されている。改札口は3箇所(エレベーター専用1箇所、各エスカレーター専用1箇所ずつ計2箇所)ある。なお、階段は非常時以外使用することが出来ない。

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