京春線光云大駅まで延長運転開始

2013年11月4日、KORAIL京春線にてこれまで上鳳駅止まりだった列車の一部を、忘憂線(貨物線)を経由して京元線の光云大(クァンウンデ)駅(旧称 城北駅)までの延長運転が開始された。距離は4.3km。列車は2013年11月現在、平日に限り1日2往復が運行される(土休日は運休)。開業に先立ち、忘憂線の一部の改良(盛土構造→高架化、防音壁の設置等)が実施された。

延長運転開始の一番列車の様子を紹介する。


春川〜光云大 間運行ダイヤ(2013年11月4日改正(最新の時刻表はKORAILの公式サイトでご確認ください))
 ■春川→光云大(上り)
  ・K8302 春川6:53発→上鳳8:14発→光云大8:22着
  ・K8304 春川18:36発→上鳳19:53発→光云大20:01着

 ■光云大→春川(下り)
  ・K8301 光云大8:50発→上鳳8:58発→春川10:20着
  ・K8303 光云大20:23発→上鳳20:31発→春川21:48着


※平日のみ運行。列車は各駅停車。


関連ページ:KORAIL京春線

2013年11月4日の朝7:50過ぎ、上鳳駅のコンコースの電光掲示板に「光云大行き」の列車が表示された。一番列車の到着を待つ。

電光掲示板内容の翻訳

出発順序   乗り場(ホーム)   行先地     現在列車運行位置
  1        4ホーム     当   駅      葛梅 接近
  2        4ホーム     ITX-青春      思陵 到着
  3        4ホーム     光云大駅     坪内好坪 到着   
上鳳駅4番線ホームの電光掲示板。次列車が「光云大駅行き 葛梅出発」と表示(上鳳8:14発→光云大8:22着)。
延長運行を告知する案内。

11月4日(月)より
京春線 電動列車 1日4回
光云大駅 延長運行


と表示されている。
隣駅の忘憂駅を発車する、光云大駅行きの一番列車。
上鳳駅に入線する光云大駅行き一番列車。361000系36104Fが充当された。なお、記念の装飾は特にされておらず、上鳳駅ホームでの式典などもなかった。ホームで撮影している人も僅かで、静かなスタートとなった。

車両の前面LEDは「光云大」と表示(本系列車両のLEDは1/60以下でシャッターを切らないと欠けてしまう)。
側面の「光云大」行き表示(韓国語・英語の交互表示)。
なお、KORAILの1号線系統の車両の光云大行き表示は「光云大駅」と、「駅」まで表示されているが、361000系は省略。
光云大駅に到着した一番列車。
光云大駅にて京元線(1号線系統)の311000系と並ぶ361000系。これまで見られなかった並びが実現。
京春線の列車は光云大駅の5番線を使用する。
ホームの案内表示は「春川」が追加された。
ホームの駅名標の隣駅表示は、京元線の「石渓」となっている。(同ホームは京元線も稀に使用するためと思われる。なお、石渓駅は、京春線直通の列車は忘憂線上にホームがないため通過する。)
光云大駅に到着した列車は、そのまま折り返し春川行きとなる。
光云大発春川行きの一番列車(光云大8:50発)には乗車せず、忘憂線の里門鉄橋に先回り(京元線の新里門駅からダッシュ)。1963年架橋の里門鉄橋を、最新型の鮮やかな塗装の車両が、青空の下ゆっくりと通過していった。
上鳳→光云大 間を走行する開通一番列車の車窓・車内の様子。京元線の新里門駅と石渓駅は駅の横を通過する。

Full HD Video
光云大発春川行きの開通1番列車が、単線の里門鉄橋を渡る。

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関連ページ:KORAIL京春線

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