釜山都市鉄道軽電鉄広報館

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安平車両基地の総合管理棟。全面ガラス張りで、建物上部には「釜山交通公社 軽電鉄運営事業所」と書かれている。
総合管理棟の正門。ドアの上には「国内最初の無人軽電鉄運営先導」と誇らしげに書かれている。その手前の庇部分には「安全・便利・品格の先進都市鉄道」の文字。
総合管理棟の案内板。地上5階、地下1階のビルで、「軽電鉄広報館」は1階にある。
「軽電鉄広報館」の看板。
総合管理棟の受付。
受付の右奥に社員食堂がある。
受付と反対側の廊下を進んだところに「軽電鉄広報館」の入口がある。
廊下には4号線車両の安平車両基地への搬入時の写真や、台車の写真が飾られている。
「軽電鉄広報館」の配置図。時計回りの順路。
入口を入ったところ。訪問時、他の入館者はおらず、展示物をじっくりと見ることが出来た。
釜山都市鉄道4号線の模型。
軽電鉄と中電鉄の比較表。内容は以下の通り。

項目 軽電鉄 中電鉄
 運転方式  大部分無人運転  大部分有人運転
 曲線走行性  最小曲線半径が小さい  最小曲線半径が大きい
 運転間隔  無人自動運転方式で2分可能  普通3分以上
 輸送量  1方向あたり毎時5,000〜30,000名  1方向あたり毎時30,000〜100,000名
 建設形態  都心地下または軽量の高架  地下形態が一般的
 建設費  土木構造物低廉、システム費用高価  土木構造物高価、システム費用低廉
 運営費  完全自動化で運営費低廉  人力が多く運営費が高い
 急勾配走行性  最急勾配58‰  最急勾配35‰
 加減速性能  中電鉄より優秀  軽電鉄より劣る
 最高速度  80km/h以下  100km/h以下
 車両基地規模  小規模敷地  大規模敷地
釜山都市鉄道の過去・現在・未来に関する展示。
釜山都市鉄道のPRビデオも見られる。
軽電鉄車両の特徴を示すパネル。手前のモニターで車両の部分をタッチすると、その部分の解説が奥のモニターにて放映される。
釜山都市鉄道4号線の運転シミュレーター(韓国語で「仮想模擬運転」)。錦糸から霊山大までの3駅間が運転できる。
運転台は右手操作式ワンハンドルマスコン。
画面はCGで、線形や沿線の様子が忠実に再現されている。
台車の車軸の展示。
釜山都市鉄道4号線沿線の模型。地下区間を含めて全区間再現されている。
走行輪・第三軌条鋼体電車線及び集電装置の展示。
釜山都市鉄道4号線は直流750V電化のため、電車線(トロリー線)は正架線・負架線の2本が縦に設置されている。集電装置も実車では縦に2つ設置。集電装置の構造が間近で見られるのは貴重である。
走行輪。ゴムタイヤで、タイヤはミシュラン製。内部は窒素ガスが注入されている。ホイールはアルミニウム製で、パンク時でも安全に走行できる。
「ゴム車輪軽量電鉄試験線構築と性能及び安全検証試験」と題したパネルには、慶尚北道慶山市のK-AGT試験線での試験の様子が紹介されている。当試験線は京釜線の車内からも見ることが出来る(試験線は京釜線の旧線の敷地を活用して建設された)。
館内の展示品の様子。
軽電鉄の重要電子部品の展示。
都市鉄道の発達史。日本の国鉄101系の写真も日本初の新性能電車として展示されている。
世界の軽電鉄の紹介。韓国語の他に、英語・中国語・日本語も選択できる。
日本語表示で日本の軽電鉄の紹介映像を見る。日本の新交通システム・モノレールの路線の他、鉄輪式リニアモーターカーの路線も紹介されていた。
「軽電鉄広報館」を見終わり、総合管理棟の外に出る。安平車両基地に停泊している車両を見ることが出来る。
安平車両基地の案内図。
安平車両基地の正門。
「安平車両基地」の看板。
安平基地簡易乗降場から出場すると、敷地内にある公園「安平ヒューメトロテーマ公園」も見学することが出来る(この公園自体は車両基地外からもアクセス可能)。
「安平ヒューメトロテーマ公園」内の、車両基地内を見渡せる展望台。
錦糸→霊山大の3駅間が運転できる。右手操作式ワンハンドルマスコン。画面はCGで、線形や沿線の様子が忠実に再現されている。

Full HD Video

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