大邱都市鉄道2号線

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大邱都市鉄道(大邱地下鉄)2号線は陽(ムニャン)〜嶺南大(ヨンナムデ)29駅31.4kmを結ぶ路線である。うち、陽駅付近は地上区間である。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。ワンマン・ATO運転を実施している。車両基地は陽車両基地。2005年10月18日に陽〜沙月(サウォル)間、2012年9月19日にが沙月〜嶺南大 間が開通した。

使用車両は2000系。全車両がロテム製で、2004〜2005年に3M3T(Tc-M-T-M-M-Tc)の6両編成30本(180両)が製造された。車体長18,000mm、車幅2,750mm。加速度は3.0km/h/s、減速度は3.5km/h/s(非常時4.5km/h/s)で、設計最高速度は100km/h(営業最高速度は80km/h)。前面デザインは仁川都市鉄道1000系1次車に類似している。

プラットホームスクリーンドア(PSD)は、開業時は多斯(タサ)駅とテシル駅の2駅にのみ設置された。いずれも日本のナブテスコ+韓国の現代エレベータ製のものを使用している。なお、他の駅にも順次ホームドアが追加設置されている。

(路線図:管理人制作)

大邱都市鉄道2号線の2000系。3M3Tの6連である。1号線と同じく前面に非常扉はない。

陽にて
側面のLED式行先表示機。韓国語とローマ字表記を交互に表示する。なお、側面行先表示機は陽側から3両目の車両にのみ設置されている(1号線の1000系も大谷側から4両目と5両目のみに行先表示機を設置)。
車内の様子。製造時から不燃仕様である。側窓は車端部を除き固定窓。
座席の様子。18m車のため座席はドア間は6人掛け、車端部は3人掛けである。
1号線と同じく、LED式案内表示機は両車端部貫通路上に設置。次駅、ドア開閉側などを韓国語・英語で表示する。
優先席(老弱者・妊産婦・障がい者保護席)。
ロテムの車内銘板(2005年製)。
改札機の様子。1号線と同じく切符はIC式。改札機の形状は1号線と異なる。

陽にて
現在全列車が6両編成で運転されているが、すべての駅のホームは8両編成分の有効長がある。列車が停車しない位置の転落防止柵にはロープが張られている。
終点の陽駅手前の車窓。
終点の陽駅。大邱都市鉄道で唯一の地上駅である。
陽駅前の様子。駅前は広い道路があるのみで、辺り一面は田畑が広がっている。
陽駅のホームの横には車両基地(陽車両基地)が併設されている。
陽に到着した列車はそのまま折り返さず、一旦奥の留置線に回送される。
進行方向を変えて再度陽駅に進入、沙月行き列車となる。
パンゴゲ駅に入線する、嶺南大行きの大邱都市鉄道2号線2000系電車。

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沙月にて。車体側面には開業を祝うステッカーが貼付されている。

大邱都市鉄道2000系走行音(テシル→江倉)IGBT-VVVF制御で、制御装置はロテム製。
Tc-M-T-M-M-Tc(3M3T)の6両編成。
ドアエンジンは空気圧作動式。テシル発着時に聴こえるのはプラットホームスクリーンドア(PSD)のブザーである。
大邱都市鉄道2000系走行音(江倉→テシル)
大邱都市鉄道2000系走行音(城西工団→啓明大)
大邱都市鉄道2号線接近チャイム+接近放送韓国の地下鉄標準の接近チャイムである。

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