大邱都市鉄道1号線

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大邱都市鉄道(大邱地下鉄)1号線は大谷(テゴッ)〜安心(アンシム)間30駅25.9kmを結ぶ路線である。営業区間は全て地下。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。ワンマン・ATO運転を実施している。車両基地は月背(ウォルベ)車両基地と安心車両基地の2箇所。1997年11月26日に辰泉(チンチョン)〜中央路(チュンアンノ)間、1998年5月2日に中央路〜安心 間、2002年5月10日に大谷〜辰泉 間が開通した。

使用車両は1000系。全車両が韓進重工業製で、1997年に3M3T(Tc-M-T-M-M-Tc)の6両編成36本(216両)が製造された。韓国で初めてシーメンス製VVVFインバータ制御装置を採用した。車体長18,000mm、車幅2,750mm。加速度は3.0km/h/s、減速度は3.5km/h/s(非常時4.5km/h/s)で、設計最高速度は100km/h(営業最高速度は80km/h)。

2003年2月18日に中央路駅で放火事件が発生し、死者192人、負傷者148人を出す大惨事となった。この事件を教訓に韓国の地下鉄・都市鉄道の車両は不燃化され、また日本の鉄道車両の火災対策基準も強化された。事件の翌日から同年10月20日まで教大(キョデ)〜東大邱駅(トンテグヨッ) 間は運休となり(翌21日より中央路駅を通過扱いの上、全線で営業再開)、中央路駅は同年12月31日に営業再開した。また、この事故の影響で第5編成と第18編成が被災し廃車となったが、該当編成の一部は安心車両基地に保存されている。廃車による代替新造はなく、現在1000系は6両編成34本(204両)が在籍している。

(路線図:管理人制作)

大邱都市鉄道1号線の1000系。3M3Tの6連で、韓国唯一のシーメンス製のGTO-VVVFを装備している。
不燃化改造施工車の車内。化粧版、座席のモケット等を不燃性のものに交換している。また、網棚が優先席上を除いて撤去されている。
2005年に網棚が再度設置された。
貫通路上に設置されているLED式案内表示機。次駅とドアの開く方向などを表示する。英語も交互表示。
扉上の路線図。
不燃化改造未施工車の車内。既に全編成が不燃化改造されたため現存しない。
2003年2月18日に中央路駅で発生した放火事件を受け、不燃化改造未施工車には注意書きがいたるところに張られていた(写真は「ドアコックの開け方」の注意書き)。
不燃化改造未施工車の優先席(老弱者・障害者保護席)。
大邱都市鉄道の出入口の様子。

安心にて
自動券売機。運賃は均一制で、全区間1100ウォン。
自動改札機。
2003年2月18日に発生した放火事件の現場、中央路駅。惨事によりホームやコンコースは焼け焦げたが、改修工事によってその痕跡はなくなった。
月背(ウォルベ)車両基地の様子。1号線の本線はすべて地下区間のため車両が地上で見られるのは車両基地付近のみである。

敷地外から撮影
安心(アンシム)車両基地の様子。盛土の上にある。
1駅間の車内の様子。韓国の電車で唯一のSiemens製GTO-VVVF制御。主要駅では韓国語・英語・中国語・日本語の4ヶ国語での自動放送が流れる。

Full HD Video
韓国の電車で唯一、シーメンス製GTO-VVVF制御装置を採用している、大邱都市鉄道(大邱地下鉄)1000系。

HD Video

大邱地下鉄1000系走行音(辰泉→月背)GTO-VVVF制御で、制御装置はシーメンス製。
Tc-M-T-M-M-Tc(3M3T)の6両編成。
ドアエンジンは空気圧作動式。韓国の地下鉄で初のシーメンス製VVVF制御装置を採用している。韓国での採用例は他にKORAILの8100形・8200形電気機関車がある。
大邱地下鉄1000系走行音(角山→半夜月)
大邱地下鉄接近チャイム+接近放送接近チャイムは他都市の地下鉄にはない音色の3点式チャイム×5となっている。

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