Depok車両基地

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Depok車両基地(Dipo Depok(ディポ・デポッ))は、Depok駅の南側約1kmの地点に位置する、PT. Kereta Api Commuter JABODETABEKの最新かつ最大の車両基地である。2008年1月に使用開始した。敷地は約26ヘクタール(約260,000㎡)で、電車の車両基地としては東南アジア最大規模である。車両留置機能と修繕機能を有しており、電留線は長さ約600mのものが16線、検修庫が6線(うち2線が大規模修繕車用で、4線が検査ピット線)、洗浄線が2線、他留置線が3線ある。

当車両基地は日本の資金協力によって建設された。

※写真はすべて許可を得て撮影。敷地内への立入は事前申請が必要です。

Dipo Depokの正門。
車両基地の北側に位置する留置線。長さ約600mで、線路は16線ある。
留置線に停車している、HOLECと東葉高速鉄道1000形1080F。
留置線西側の保留車群。8両化によって余剰となった東京メトロ7000系や5000系、東葉1000形の中間車、現地製車両の運用離脱車両等が置かれている。
8両編成化によって余剰となった、東葉高速1000形の中間車2両×3編成分(1060F・1080F・1090F)と東京メトロ5000系の中間車2両×3編成分(59F・66F・67F)。部品取り車両となっており、窓ガラスやパンタグラフ、空調装置、扇風機等の部品が一部撤去されていた。また、内部も座席などが散乱していた。
混結で留置される、東葉高速鉄道1000形、東京メトロ5000系の保留車。
制御装置の蓋や窓ガラスが撤去(他車に流用)された、保留車の東葉高速鉄道1000形1097。
車両移動機に連結された、東葉高速鉄道1000形1080Fの中間車(1087・1088)。
なお、東葉高速鉄道1000形の営業用車両はすべて新塗装化されたため、オリジナルの塗装を留めているのは、この保留車群(1067+1068、1087+1088)のみである。ステップや手すりの改造は、保留車を含めて全車施工済み。
HOLECの旧塗装車両。現在の営業車両はすべてオレンジを基調とした塗装に変更されているため、この編成は長年運用離脱しているものと思われる。
東鉄工業から譲渡された、Plasser&Theurer製の道床安定作業車。その隣は、保留車のKL3-97型。
留置線の南端。
上写真の反対側。線路は検修庫へ続く。
検修庫に入場した、東京メトロ5000系67F。同編成は2010年8月現在、唯一旧塗装のままとなっていた。
検修庫で並ぶ、東京メトロ5000系67Fと、全般検査が完了したHOLEC。
同じく検査ピット線で並ぶ、東京メトロ7000系7117Fと、全般検査が完了した東急電鉄8500系8607F。8607Fは全般検査時に帯も張り替えられ、前面の方向幕も新調された「PERCOBAAN」(試運転)のコマを表示している。
ロゴマーク塗装のためのマスキング中。なお、最近は会社組織変更により「DIVISI JABOTABEK」のプレートは、ロゴマークを除いて塗装の剥離または撤去が進行している。
修繕棟で全検を受ける、HOLECとKL3-78/83/84型(Rheostatic)。
洗浄線に停車している、JR東日本103系ケヨE20編成+ケヨE22編成と、東京都交通局6000形6177F(先頭車化改造車を含む編成)。
検修庫の西側の留置線に並ぶ、東京都交通局6000形6171Fと、HOLEC。なお、東京都交通局6000形のスカートは、従来のカウキャッチャー型から他形式の標準的なものへの交換が進行している。
車両基地内にある、職員用のモスク(イスラム寺院)。
検修庫から出場する、1000形1080F。

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