KRL JABODETABEK元 東葉高速鉄道1000形

「西船橋」行き表示を掲げて、Jakarta Kota駅で出発を待つ元 東葉高速鉄道1000形1080F。

東葉高速鉄道1000形は同社が東葉高速線開業に備えて1995年に営団地下鉄(現:東京メトロ)から5000系の10両編成12本(120両)を購入し、うち10両編成10本(100両)をメトロ車両にて改造した車両である。種車は5000系3〜5次車で、日本車両、汽車製造、東急車輛、近畿車輛、帝国車輌、川崎車輌で1967〜77年に製造された。8M2T(CT-M1-M2-M1-MC2+TC-M1-M2-M1-CM2)の10両固定編成(MC2とTCには検査時等での編成分割を容易にするため簡易運転台を設置)。車体長20,000mm、車幅2,870mm(先頭車)/2,856mm(中間車)。加速度は3.5km/h/s、減速度は4.0km/h/s(非常時5.0km/h/s)で、最高速度は100km/h。車両番号は百と十の位が編成番号、一の位が号車番号を示す(第1編成(1010F)ならば1011-1012-1013-1014-1015-1016-1017-1018-1019-1010となる)。車体はセミステンレス製。

2005年より後継の2000系の登場により順次廃車され解体処分となったが、最後まで残った1060F、1080F、1090Fの3編成は2006年に廃車後、東京メトロ5000系10両編成3本(59F、66F、67F)とともにPT. KAI(PT. Kereta Api Indonesia)に譲渡された。現地到着後はスカート・ステップ・投石避け金網・転落防止幌等の設置が行われ、編成を10両編成から8両編成に組み替えた上で2007年より運用を開始している(余剰の各編成2両、計6両は休車扱い)。塗装は当初、東葉高速鉄道時代のままのもので運行されていた(2010年までに消滅)。

関連ページ:「東葉高速鉄道1000形」「【鉄道模型】KRL JABODETABEK−元 東葉高速1000形」

編成 CT M1 M2 M1 MC2 TC M1 CM2
形式 1001 1002 1003 1004 1005 1006 1009 1000
1060F 1061 1062 1063 1064 1065 1066 1069 1060
1080F 1081 1082 1083 1084 1085 1086 1089 1080
1090F 1091 1092 1093 1094 1095 1096 1099 1090
※2010年8月現在


「KRL JABODETABEK-車両紹介」に戻る