平壌市軌道電車 T6B5K型

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T6B5K型は平壌市軌道電車の第2次増備車両として1991年に129両が製造された。全車両がCKD TATRA製。

CKD TATRA標準のT6B5型を平壌市軌道電車仕様として新製した車両である。単行ボギー車で、運転台は片側、扉は進行方向右側のみに設置されている。3扉車で中央の扉が乗車用、両端の扉が降車用である。車内はオールクロスシートで、進行方向左側が1人掛け、進行方向右側(扉がある側)が2人掛け。車両寸法は長さ15,300mm(連結面間16,400mm)×幅2,480mm×高さ3,145mm。最高速度は65km/h。電機子チョッパ制御。

登場時はクリームと朱色のツートンカラーであったが、後に現在の塗装に変更された。また、車体の塗装は白と赤の車両が大半だが、一部に白と青の塗装の車両も存在する。現在、2両固定編成で運行されており、2両目はパンタグラフ・前照灯などを撤去し、付随車扱いとしている。

全路線で運行されている。車両番号は製造時、1046〜1174で付番されたが、現在2号線所属の車両は2000番台、3号線所属の車両は3000番台に変更された。

1142+1144。T6B5K型は全車両が片運転台の電動車として製造されたが、現在は2両を連結して固定編成としている。2両目の車両はパンタグラフ・前照灯が撤去されている。

平壌駅前にて
車両の右サイド(公式側)。4枚折戸が進行方向右側に3箇所設けられている。
1078+1084の2両編成。白・赤の2色塗装の車両が多いが、一部車両は写真のように白と青の塗装となっている(塗装を変えている理由は特にないとのこと)。混色編成は存在しない。
1108+1110。
1138+1140。
1078(電動車)右サイド。
1084(付随車化改造車)右サイド。
連結部。後付けの密着連結器+電気連結器で繋がっている。
左サイドの腰板に書かれた「人民のために服務する!」のスローガン。
T6B5K型は片運転台車で、後位側は製造時より運転台がない。
台車。インサイドフレーム方式で、中央には電磁吸着ブレーキを設置。
1991年に新車として129両が導入されたCKD TATRA製のT6B5K型車両。電動車と付随車を連結した2両固定編成で運転されている。運転席よりパンタグラフを上下に操作して走行している(理由は不明)。

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