武漢地下鉄1号線

武漢地下鉄1号線は堤角(ディージャオ)〜東呉大道(トンウーダーダオ)間27駅28.9kmを結ぶ路線である。全区間が地上(高架)に位置する。全区間複線(右側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。車両基地は古田車両段と車場の2箇所で、後者は中国初の、高架上に位置する車両基地となっている。2004年7月28日に黄浦路(ホァンプールー)〜宗関(ゾングァン)間、2010年7月29日に両端の堤角〜黄浦路 間、宗関〜東呉大道 間が開通した。
列車は4両編成で運転される。車両は長春軌道客車製の1次車(12編成)と、南車株洲電力機車製の2次車(21編成)の2種類。いずれもTc-M-M-Tcの2M2T。1次車は2003〜2004年、2次車は2009〜2010年に製造された。車体はアルミ合金製で、先頭車の前面部分はFRP製。営業最高速度は80km/h(設計最高速度は100km/h)。
現在、堤角から北東方向へ延伸する計画があるが、具体的な区間や開業時期は未定である。

(路線図:管理人制作)

長春軌道客車製の1次車。第1期区間開業にあわせて、2003〜2004年に4両編成12本(A01〜A12編成)が製造された。アルミ合金製車体で、前面部はFRP製。車両寸法は長さ19,000mm×幅2,800mm×高さ3,800mm。前面デザインは、車両メーカーは異なるものの、上海地下鉄3号線AC03型にやや類似している。
なお、現在は前面のロゴマークが変更され、側面の赤帯も1号線の新ラインカラーにあわせて紺色に変更されている。
車両番号は第1編成の場合、1号車から順に[WH A 011]-[WH A 012]-[WH A 013]-[WH A 014]の順に付番されている(WH=武漢(WuHan)、A=1号線を示す?)。

崇仁路にて
武漢の中心部を行く。

大智路にて
上から眺めた1次車。冷房装置は屋根の両端に搭載され、装置は三菱電機製。中央部にはベンチレータが4つ設置されている。

にて
1次車の台車。北京地下鉄DKZ4型等とほぼ同一形状のボルスタレス台車を採用している。第三軌条方式のため、中央に集電装置を設置している。
IGBT-VVVF制御装置。東芝製。
1次車の車内の様子。通路中央にスタンションポールが立つ。座席はステンレス製。袖仕切りには強化ガラスが使用されている。貫通路上にはLED式案内表示機を設置。
扉の鴨居部には千鳥配置でマップ式案内装置が設置されている。
長春軌道客車の車内銘板。その右に見えているのは緊急時脱出用のハンマー。
乗務員室仕切部。扉には窓が設置されており、前面展望が可能。
2号線の建設工事が進む循礼門駅を発車する1次車。
利済北路をオーバークロスする、武漢地下鉄1号線。利済北路はトロリーバスも走行する。
ホームの様子。第1期区間は、ホームは宗関駅を除いて全駅相対式の2面2線の構造となっている(宗関駅は1面2線の島式ホーム)。
漢江に架かる月湖橋(斜張橋)をバックに走行する1次車。

太平洋にて
宗関駅の西側で折り返す、黄浦路行きの列車。同駅の南側は4線となっていて、中央の2線が折り返し線となっている。両端の2線は、第2期区間開業後は本線となっている(写真奥が東呉大道方面。なお、訪問時は未開通であったため、車止めが設置されている)
黄浦路の東側には、中国国鉄との短絡線があり、車両搬入時などに使用されている。
崇仁路〜間には、中国初の高架上に位置する車両基地、「車場」がある。本線に沿って設けられており、敷地は長さ856m、幅34.3m、面積2.58ha。
なお、第2期区間には「古田車両段」が設けられた。

1号線長客製電車 走行音(黄浦路→三陽路)IGBT-VVVF制御で、制御装置は東芝製。
Tc-M-M-Tc(2M2T)の4両編成。
自動放送は中国語・英語の2ヶ国語。
自動放送前のチャイムは、Windows標準の効果音「Notify」を使用している。
1号線長客製電車 走行音(三陽路→大智路)
1号線長客製電車 走行音(三陽路→黄浦路)
1号線長客製電車 走行動画(三陽路にて)防音シェルターを通って、三陽路駅に入線する長春軌道客車製電車。

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