張江有軌電車1路

張江有軌電車1路は張江地鉄站(ジャンジアンディーティエジャン)〜張東路金秋路(ジャンドンルージンチウルー)間15駅9.8kmを結ぶ路線である。全区間複線(右側通行)で、架空電車線方式による直流750V電化。張江地鉄站付近と、丹桂路張東路〜張東路金秋路 間を除いて併用軌道となっている。2010年1月1日に現営業区間が開通した。
丹桂路張東路〜張東路金秋路 間を除いて併用軌道となっている。軌道は道路の中央に位置し、ホームは張江地鉄站と張東路金秋路を除いてすべて島式。列車は中扉から乗車し、両端の扉から降車する。乗車時には中扉付近で待機している車掌に運賃(2元均一)を支払うか、上海公共交通カード利用者はカードリーダーにタッチする(路線バスと同様、地下鉄に乗り換えた場合は運賃が1元割引される)。扉は通年半自動で、扉のボタンを押して操作する。
車両はフランスのロール社製のSTE3型(「3」は3両編成タイプを示す)で、100%低床式車両である。加速度は最大4.68km/h/s、減速度(非常最大)は18km/h/s、設計最高速度は70km/hで自動車と同様に足元のペダルで操作する。
現在、第2期・第3期区間の建設が進行中で、最終的に総延長は約30kmとなる予定である。

(路線図:管理人制作)

始発駅の張江地鉄站に停車中の有軌電車。背後の建物は地下鉄2号線の張江高科駅。
張江地鉄站付近の専用軌道を行く、張東路金秋路行きの列車。
張江地鉄站付近で、地下鉄2号線の車両と並ぶ有軌電車。2010年2月14日をもって2号線の張江高科駅付近の高架区間は使用停止となった(同年2月24日より地下化された)ため、この光景は有軌電車の開業からわずか約1ヶ月で見納めとなった。
碧波路を南下する、張東路金秋路行きの列車。

碧波路高科路〜華佗路達爾文路にて
路線の大半は併用軌道で、天津の導軌電車1号線とは異なり、軌道内の自動車走行が認められている。

高斯路張江路にて
住宅街を走行する列車。

紫薇路高斯路〜高斯路張江路にて
高斯路張江路を発車する列車。
橋を渡る列車。沿線に橋は4箇所ある。

張江中学〜高斯路張江路にて
高斯路から紫薇路へ左折する、張江地鉄站行きの列車。

紫薇路高斯路 付近にて
丹桂路を走行する列車。この付近は民家は少なく、開発が進行している。
丹桂路張東路で離合する列車。
終着駅の張東路金秋路に到着した列車。ホームは相対式で、乗車ホームと降車ホームが分離されている。
中央分離帯に設けられたホーム。両端の駅を除いて、ホームはすべて島式。一部の駅は上下線の駅の位置がずれている。

高斯路張江路にて
全駅のホームには列車位置表示装置が設置されており、全区間の列車の位置や、次の列車の当駅までの駅数を表示する。
ポイントの様子。鈍端ポイントを採用している。

STE3型電車走行音(張東路金秋路→丹桂路張東路)IGBT-VVVF制御。電動台車は編成再両端の2箇所。
自動放送は北京語・英語の2ヶ国語。
STE3型電車走行音(蔡倫路哈雷路→蔡倫路金科路)
STE3型電車走行動画(高斯路張江路にて)警鈴を鳴らして駅に入線する列車。車両にはこの警鈴のほか、クラクションも搭載している。
STE3型電車走行動画(碧波路高科路→張江地鉄站)張江地鉄站付近で2号線と併走する列車。
ポイント動作動画(張東路金秋路にて)鈍端ポイント独特の動作をする。ポイントは自動で転換。

「張江有軌電車」トップに戻る