上海南駅

中国国鉄の上海南駅(上海火車南站)は滬杭線の上海側のターミナル駅で、2006年7月1日に正式開業した。滬杭線の列車は従来、上海駅に発着していたが、上海南駅開業により滬杭線の列車の大半を同駅始発・終点に切り替え、滬寧線の輸送力アップにつながった。
上海南駅の駅舎は中国伝統の亭子(あずまや)をモチーフとしたもので、円形の屋根が特徴である。屋根の直径は約200m、高さは47m。ホームは地上階に位置し、6面13線。
現在、地下鉄1号線と3号線が同駅を経由し、将来的には地下鉄15号線と上海リニアとも乗り換えられるようになる予定である。

上海南駅の外観。円形の屋根が特徴で、側壁は総ガラス張り。
駅舎の周りは公園となっている。空港の如く、地下1階(出場用改札口がある)と3階(入場用改札口がある)の入口前までに自動車が乗り入れることが出来る。
駅舎内部。丸い屋根は亭子(あずまや)をモチーフにしている。外周部にはコンビニや土産店などが立ち並び、鉄道模型店もある。
当日用切符売り場(正面奥)。
X線による荷物検査所。
2階(ラッチ内)の中央通路。通路の両側に各ホームへの通路と待合席がある。
ホームへはエスカレーター・エレベーターが完備。他の駅と同様に、列車別改札を行っている。
ホームの様子。屋根の柱がホーム上にはなく、開放的なつくり。
杭州寄りのホーム先端部。
上海南駅の模型。

上海鉄路博物館にて

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