発展中的上海軌道交通展

2007年12月29日に上海地下鉄6・8・9号線が新規開通、及び1・4号線が延伸開通したことを記念して、2007年12月29日から2008年1月20日まで「通向都市新生活-発展中的上海軌道交通展」(発展中の上海軌道交通展)が開催された。入場料は無料で、上海地下鉄人民広場駅の特設会場で開催された。
主催者は中共上海市委宣伝部・中共上海市建設交通工作委員会・上海市軌道交通建設指揮部。

地下鉄人民広場駅の大ホールに特設された会場で開催された、「発展中的上海軌道交通展」。(会場を上から見たところ)
展示会の正面入口。
入口には改札機の実物が展示された。
展示会のエントランス内側に設置されたディスプレイでは、上海地下鉄の概要や建設の歴史、建設の風景等を放映していた。
ディスプレイ前には、左から順に上海地下鉄5号線の電車、6号線の電車、国産試作電車(9号線向け)、2号線AC06型電車、1号線AC06型電車、8号線の電車の6両の模型が展示された。
建設の歴史のパネル展示。上海はもともと地盤が軟弱であったことと都市の中央に黄浦江が流れているために地下鉄建設が困難と予測されていたが、その多くの困難を乗り越えて建設されたと紹介されている。
建設計画、現在の建設工事のパネル紹介。
プラットホームスクリーンドア(PSD)の実物展示。そして奥にあるのは、地下鉄3号線のシミュレーター。
3号線シミュレーターの運転台。3号線のAC03型電車の運転台を忠実に再現している。ワンハンドルマスコンで、マスコンは手前に引くと減速、奥に押すと力行(日本とは逆の、欧米式)である。シミュレーターは実車と同様にATO運転で、ドア開閉ボタンとATO出発ボタンが操作できた。
シミュレーターと3号線の前面展望映像(写真は延安西路→中山公園の映像)。
地下で4路線が交差する世紀大道駅の模型。東西方向に北から順に4号線・2号線・9号線が通り、その上を南北方向に6号線が交差している。
上海市中心部の地下鉄の路線網を再現した模型。
地下鉄のこれまでの乗車券や記念切符の展示。
地下鉄の乗車券の歴史。
展示会の会場を上から眺めたところ(閉館後)。
展示会の側壁には上海地下鉄の総延長の変遷が記されていた。2012年には延べ13路線となり、総延長は500kmを超える予定である。

展示会のポスター(表/裏)
地下鉄の主要各駅で配布されていた。

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