香港鉄路博物館屋外展示車両

東鐡線から博物館内の展示線へ続く引込み線。写真奥の緑の扉の向こうで東鐡線と接続している。手前に止まっているのは軌道自転車。
2004年に博物館に追加搬入された51号ディーゼル機関車。1955年に導入された、九廣鐡路初のディーゼル機関車である。「亞暦山大爵士號」(シックス・アレキサンダー号)と命名されている。1997年に引退し、博物館での展示に伴い登場時の塗装に復元された。
51号ディーゼル機関車「亞暦山大爵士號」の反対側。写真右手前には軌道自動四輪車が展示されている。奥の灰色の建物は(旧)大埔墟駅の駅舎。写真右側の、緑色の防音壁の向こうは東鐡線(MLR形車両が走行しているのが見える)。
1923年に導入された、W.G. Bagnall製の0-0-4T型機関車。沙頭角支線(粉嶺〜沙頭角 間)にて1928年(支線廃止時)まで活躍後、フィリピンの Victorias Milling 製糖工場に売却された。その後、現地で廃車となっていた同車を1995年に買い戻し、原型に復元した上で1997年から博物館で展示している。
博物館の最北端には6両の客車が展示されている。
002号客車の内部。1921年製で工程車。座席は木製で、転換クロスシート。
302号客車。1911年製で三等車。
302号客車の内部。
223号客車。1955年製で三等車。博物館に追加搬入された車両である。
223号客車の内部。
276号客車。1974年近畿車輛製で普通車。
276号客車の内部。
229号客車の荷物室。1955年製で荷物合造車(客室部分は三等車扱い)。
112号客車。1964年製で一等車。窓上には一等車を示す黄色帯が貼付されている。
112号客車の内部。ボックスシートである。
客車展示場の傍らの階下に設けられている、屋外模型展示コーナー。ボタンを押すと、一定時間列車が走る仕組みになっている。

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