南京地下鉄1号線

南京地下鉄1号線は邁皋橋(マイガオチャオ)〜奥体中心(アオティージョンシン) 間16駅21.7kmを結ぶ路線である。うち、地上区間は邁皋橋〜紅山動物園 間と中華門〜小行 間(但し、安徳門〜小行 間には山岳トンネルが2箇所あり)。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。ワンマン・ATO運転を実施している。2005年9月3日に現営業区間が正式開業した。
使用されている車両はアルストム製(および中国南車集団南京浦鎮車輌廠製のノックダウン)のもので、4M2T(Mc-M-T-T-M-Mc)の6両編成20本が導入された。この車両は上海地下鉄3号線の車両をベースにしたもので、うち1編成がアルストム製(フランスから輸入)で残りの19編成が現地生産(中国南車集団南京浦鎮車輌廠で製造)となっている。車両基地は安徳門〜小行駅 間にある小行車両基地。また、小行駅の奥体中心寄りには新車搬入の際などに使用すると思われる国鉄線との連絡線がある。現在、安徳門〜城東路 間13駅16.8kmを結ぶ分岐線を建設中で、2009年開通の予定である。

南京地下鉄1号線の電車。アルミ製の車体で、フランス・アルストムの標準型地下鉄車両シリーズ「メトロポリス」をベースとしている。車体長は22.8m、車幅は3000mm。2M1Tの3両ユニット(Mc+M+T)を背中合わせに2ユニットつなげた6両編成。ATO運転・ワンマン運転を行っている。最高速度は80km/h。

紅山動物園にて
山岳トンネルを抜ける地下鉄1号線の電車。

安徳門にて
台車はボルスタレス台車を採用している。
車両番号は7桁(数字6桁+アルファベット1文字)で、最初の数字4桁は車両の導入年月、次の2桁はユニット番号、最後のアルファベットは車両の機能(Aが制御電動車、Bがパンタグラフ付き中間電動車、Cが付随車の意味で6両編成のうちA-B-C+C-B-Aの順に連結されている)を示す。写真の車両「0510 26B」は05年10月に導入した、第26ユニット(第13編成)の中間電動車(2号車)を示す。
VVVF装置はアルストム製で、VVVF装置の左横には素子冷却用の送風機(ファン)が設置されている。走行中は常に作動し、ブロワー音が鳴る。
車内の様子。上海地下鉄3号線の車両をベースとしているが、通路中央の手すりや蛍光灯カバーの形状等が異なる。車端部の席は全て優先席となっている。また、扉と側窓の間に設置されているLCDモニターでは音声付で広告等を放映する。
車端部にはLED式車内案内表示機が設置されており、次駅や行先を中国語と英語で表示する。
車端部にある製造メーカー(アルストム+中国南車集団南京浦鎮車輌廠)の銘板(ステッカー)。
駅の自動券売機。液晶パネルで下車駅をタッチするタイプ。硬貨の他、お札も対応している。
自動改札機。乗車券はICトークン式で、入場時はセンサーにタッチする。出場時はICトークンを投入口に投下する。
ホームをはじめ、駅のサインシステムは香港鐵路(MTR)のものをモデルにしている。ホームには地下駅を含めホームドアは導入されていない。

新街口にて
紅山動物園駅の南側で地上に出る。
北側の終点である邁皋橋駅。ホームの北側は折り返し線となっているが、さらに同駅から延伸計画があるため、それを見越した構造となっている。両端の2線は延伸開業後は本線となる予定で現在は基本的に使われていない。
邁皋橋駅終点の列車は全て中央2線の折り返し線に入線し、方向転換する。
小行駅の邁皋橋方面寄りにある「小行車両基地」。右側に折れる線路の先が車両基地である。
小行駅の奥体中心寄りにある国鉄寧銅線との連絡線がある。左に折れるのが短絡線で、非電化単線。
安徳門駅の奥体中心寄りには、中央の奥体中心方面への複線トンネルの両側に現在建設中の分岐線(安徳門〜城東路 間13駅16.8km)用の単線トンネル*2のトンネル坑口が見える。路盤も既に敷かれている。安徳門駅は2面3線の構造(うち1線は分岐線用)。

地下鉄1号線電車走行音(南京站→紅山動物園)IGBT-VVVF制御で、制御装置はアルストム製。
Tc-M-M-M-M-Tc(4M2T)の6両編成。ドア開閉時に4点式のドアチャイムが鳴る。発車時から停車時までVVVF装置の横に設置された素子冷却用の送風機が作動する。
地下鉄1号線電車走行音(中勝→元通)中勝駅停車中に聴こえる音はSIVの音。南京地下鉄では発車から数秒間はフルノッチとせず、ゆるやかな加速となっている。
地下鉄1号線電車走行動画(邁皋橋にて)夜の邁皋橋駅(終着駅)に入線する地下鉄1号線の電車。

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