北京地下鉄10号線

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北京地下鉄10号線は巴溝(パーコウ)〜勁松(チンソン)間22駅24.7kmを結ぶ路線である。営業線区間はすべて地下。全区間複線(右側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。ATO運転を実施している。プラットホームスクリーンドア(PSD)は全駅に完備。車両基地は万柳車両段。路線は北京三環路(環状道路)に沿っており、最終的には2号線に次ぐ第二の環状線となる。北京オリンピック開催にあわせて建設が進み、8号線・機場線とともに2008年7月19日に現営業区間が開通した。

列車は6両編成で運転される。使用車両はDKZ15型で、全車両が長春軌道客車製。開業にあわせて40編成(240両)が製造された。

団結湖(トゥアンジエフー)〜国貿(グオマオ)間の4駅は島式ホームであるが、上下線のホームはかなり離れており、数本の連絡通路で結ばれている。これは北京三環路の中央に設けられた立体交差の橋脚の強度を保持するため、橋梁の真下へのホームの建設を避けたためである(道路の両脇の地下にホームを設置)。

2012年に第2期区間の勁松〜巴溝(南〜西側)が開通し、環状運転を開始する予定である。

(路線図:管理人制作)

10号線のDKZ15型。前面はラインカラーの水色を基調とした塗装。
DKZ15型の先頭車側面。全編成の前頭部の側面には北京オリンピックのシンボルマークが刻まれている。車体はビードレスのステンレス製。ボルスタレス台車を履く。車両番号の頭には万柳車両段所属であることを示す、万柳(Wanliu)の頭文字の「W」がつく。
側面の行先表示機。現在駅、次駅等を常にスクロール表示している。なお、前面は行先表示で固定。
車体側面の製造メーカー表記(長春軌道客車製)。
DKZ15型の車内の様子。白色を基調としており、袖仕切りやつり革がラインカラーの水色となっている。防犯カメラは1両あたり2箇所に設置。
座席はFRP製。背もたれの部分が窓枠を越えて円弧を描いているのがユニーク。
各扉の上にはマップ式案内装置が設置されている。既に走行した区間を赤、これから走行する区間を青色のLEDで表示する。8号線第1期区間にも対応。将来の環状運転後の路線図には対応していない。
各扉の左側の鴨居部にはLCDが設置され、次駅案内等のほか、ニュースやCM等も放映される。1両あたり8箇所設置。
貫通路は扉のない幅広タイプ。
扉の前にはユニークな形のスタンションポールが設置されている。
長春軌道客車の車内銘板(ステッカー)。
運転台の様子。右手操作型ワンハンドルマスコンで、マスコンは手前に引くと減速、奥に押すと力行(欧米式)である。力行4段(P1〜P4)、常用制動7段(E1〜E7)と非常制動1段。ATO運転に対応している。前面窓の上のモニターには各車両の防犯カメラからの映像が画面4分割・自動切り替えで常に表示される。
自動券売機。10号線ではすべて韓国・サムスン(SAMSUNG)製のものが採用されている。
自動改札機。同様に10号線全駅でサムスン製を採用。
各駅のホームにはプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている。
現在は終点駅の巴溝駅。環状運転開始後は10号線から終点駅がなくなる。

10号線DKZ15型電車走行音(牡丹園→西土城)IGBT-VVVF制御で、制御装置は東洋電機製。
Tc-M-T-M'-M-Tc(3M3T)の6両編成。
自動放送は北京語・英語の2ヶ国語。扉の開く側の案内は、前駅と異なる駅のみ放送する。
10号線DKZ15型電車走行音(西土城→知春路)
10号線DKZ15型電車走行音(知春路→知春里)
10号線DKZ15型電車走行音(知春里→海淀黄荘)
10号線DKZ15型電車走行動画(海淀黄荘にて)海淀黄荘駅を発車するDKZ15型電車。
10号線DKZ15型電車走行動画(海淀黄荘にて)海淀黄荘駅に入線するDKZ15型電車。

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