北京地下鉄4号線

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北京地下鉄4号線は公益西橋(コンイーシーチャオ)〜安河橋北(アンホーチャオベイ)間24駅28.2kmを結ぶ路線である。うち、安河橋北付近のみ地上区間である(地上区間:0.3km)。全区間複線(右側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。地下駅にはプラットホームスクリーンドア(PSD)が、地上駅には可動式ホーム柵(APG)が完備している。車両基地は馬家堡車両段と龍背村停車場の2箇所。2009年9月28日に現営業区間が開通した。

当路線は香港鐵路有限公司(港鐡)と国有企業2社(北京首都創業集団有限公司・北京市基礎設施投資有限公司)が共同出資して設立した北京京港地鉄有限公司(略称:京港地鉄)が運営する。BOT (Build-Operate-Transfer) 方式を採用しており、京港地鉄は4号線を2005年から30年間、建設・運営を行う。中国の地下鉄・都市鉄道で初の民間資本を導入した例となった。

列車は6両編成で運転される。使用車両はSFM05型で、全車両が南車集団四方機車車両製。開業にあわせて、2008〜09年に40編成(240両)が製造された。

2010年末に大興〜公益西橋 間(21.8km)が延伸開業する予定である。なお、この区間は「大興線」という名称で工事が進められている。また、安河橋北〜永豊科技園 間(8.0km)の延伸が計画されている。

(路線図:管理人制作)

4号線の専用車両であるSFM05型。北京地下鉄で初めて外吊りドアが採用された。

安河橋北にて
安河橋北駅を発車してすぐに地下に潜るSFM05型。

安河橋北〜北宮門にて
安河橋北駅の北側で待機する、龍背村停車場からの出庫列車(左)と折り返し列車(右)。
SFM05型の先頭車側面。ビードレスステンレス車体となっている。
SFM05型の車内の様子。中央1列にスタンションポールが並ぶ。防犯カメラは各車両に2台ずつ天井に設置。
扉のステッカーのデザインや貼り方は香港鐵路(港鐡)に準じている。
座席はFRP製。すべての側扉は非常時の換気を考慮して、内側に開く構造(折れ窓)となっている。
すべての扉の鴨居部に設置されたマップ式案内装置。進行方向を緑矢印、未到達駅を赤で示す。マップ内の駅の配置は進行方向にあわせて左右の扉で逆となっている(北京地下鉄初)。
4号線は香港鐵路と同様に、車内や駅構内での飲食が禁止となっている(他の路線では規定なし)。但し、香港とは異なり罰金・罰金額は設定されていない。
扉の横にはLCDが設置され、次駅案内等のほか、ニュースやCM等も音声付で放映される。
乗務員室仕切り壁。北京地下鉄の車両で唯一、仕切り扉に窓が設置されておらず、前面展望は不可能。
南車集団四方機車車両の車内銘板(ステッカー)。
改札口の様子。

安河橋北にて
駅構内の標識や案内のデザインは香港鐵路と同様である。
西直門駅のホーム。同ホームは2号線のホーム建設と同時に作られていた(2号線の西直門駅開業は1984年)が、4号線が着工されるまで長年に渡って使われないまま放置されていた。建設から25年以上経った2009年より、ようやく長い眠りから醒めて本来の用途で使用されることとなった。北京地下鉄の初期建設の駅の特徴である高い天井は、4号線の駅の中では異彩を放っている。
なお、同様の例として東四十条駅がある(2号線のホームの下に3号線用のホームが既に完成しており、2号線のホームからもその一部が確認できる)が、こちらは3号線の計画が立ち消えとなってしまったため、「永眠」となる可能性が高そうだ。
国家図書館駅は2面4線で、9号線開業後は対面乗り換えができるようになる予定である(外側2線が4号線、内側2線が9号線のホーム)。開業までは9号線のホームは工事用の壁で覆われている(写真右)。

4号線SFM05型電車走行音(馬家堡→北京南站) IGBT-VVVF制御で、制御装置はボンバルディア製。
Tc1-M1-M3-T3-M2-Tc2(3M3T)の6両編成。
自動放送の声(北京語・英語)や言い回し、ドアチャイムの音は香港鐵路(港鐡)と同一。車内のスピーカーは自動放送が流れる時以外は、車内のLCDの画面と連動してCMやニュース等の音声が流れる。
4号線SFM05型電車走行音(安河橋北→北宮門)
4号線SFM05型電車走行音(西苑→北宮門)
駅列車接近自動放送 北京語・英語共に、香港鐵路と同一の人物による声である。また、内容もほとんど香港鐵路と同一である。
4号線SFM05型電車走行動画(安河橋北→北宮門) 安河橋北を発車してすぐに地下へと下っていく、公益西橋行き列車。
4号線SFM05型電車走行動画(陶然亭にて) 陶然亭駅に到着するSFM05型電車。

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