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在来車両置き換えを目的に製造されたDKZ16型。長春軌道客車および北京地鉄車両廠製で、2007〜2008年に46編成が製造された。2号線初の冷房車・VVVF制御車である。北京オリンピック開催を前に在来車両をすべて置き換えた。 車両寸法は長さ19,000mm×幅2,800mm×高さ3,800mm。加速度は3.0km/h/s、最高速度は80km/h。車体はビードレスステンレス製。全編成が太平湖車両段所属で、編成番号はT401〜T446。編成番号・車両番号の頭には太平湖車両段所属であることを示す「T」(太平湖=Taipinghu)がつく。 太平湖車両段にて |
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DKZ16型の前照灯はHID。特徴的な前面非常扉のデザインから、現地の一部のファンからは「創可貼」(=絆創膏)とも呼ばれているようである。 北京站にて |
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側面行先表示機。中国語・英語の2段表示を行い、次の停車駅を表示する。 | |
SFM04型の車内の様子。座席は不燃性モケット。天井には防犯カメラを各車両2台設置。各扉の上にはマップ式案内装置、車端部(貫通路上)にはLED式案内装置がそれぞれ設置されている。 | |
かつての2号線の主力車両であったDK16型。1986〜1989年に長春軌道客車で116両が製造された。また、1982年に登場したDK8型(52両)も、後にDK16型へ改造・編入された。 3扉車で、Mc+Mcの2両編成を3編成連結した6両編成で運転される(Mc-Mc+Mc-Mc+Mc-Mc)。なお、登場時は2両編成2本を繋げた4両編成であったが、1995年に6両編成化された。 車両寸法は長さ19,000mm×幅2,650mm×高さ3,509mm。加速度は3.0km/h/s。車体は鋼製(T1286号車のみアルミ製)。写真は旧塗装で、引退末期には後述のDK16G型と同一の塗装に変更された。 DKZ16型の導入により、2008年までに全車両が引退した。なお、60両が引退後、四川省広元市へ搬送され、四川大地震の被災地で臨時の学生寮として使用された。 建国門にて |
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DK16型(未更新車)の車内。非冷房車のため、天井には多くのファンデリアが並ぶ。座席はビニールレザー張り。各扉の鴨居には、マップ式案内装置が設置されており、次駅が点灯する仕組みとなっていた。 | |
DK16型の車体更新車。「DK16G型」と呼ばれる。防火性能を向上させ、外観および車内も大幅にリニューアルした。2005〜2006年に6編成が改造された。外観上の変化は、側窓が内折れ式のものに交換された点が目立つ。改造と同時に新塗装化され、この塗装は後にDK16型の未更新車にも波及した。 前門にて |
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DK16G型の車内。内装はすべて不燃のものに更新された。化粧板は白とし、各扉の上にはLED式案内装置が新設された。座席もFRP製のものに交換。乗務員室仕切り壁の背後には、車椅子スペースも新設された。 しかしながら更新工事完了から数年も経たずして、2008年にはDKZ16型の導入により全車両が引退した。 |
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DK16型のGTOチョッパ改造車。「300型」とも呼ばれ、1996年に6連3本が改造された。他のDK16型と共に2008年に全車引退した。 | |
自動改札化前の2号線の改札口。右側の通路を通り、有人改札の窓口の係員に紙の乗車券の端をちぎってもらっていた。左側の通路は出口。 2008年6月9日に1号線・八通線とともに一斉に自動化・乗車券のICカード化が行われ、この光景は過去のものとなった。 |
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夕ラッシュ時の西直門駅のホーム。ラッシュ時は列車は最短で2分おきに運行される。黄色い服・帽子を着用した人はホーム整理員で、ラッシュ時に配備される。 | |
東四十条駅のホームの中央には、さらに下へと続く封鎖された階段がある。この階段の先には将来の3号線用のホームがあり、2号線と同時に建設された(ホームは十字型に交差している)。ホームは既にほぼ完成した状態であったが、3号線の計画自体が途中で中止となってしまい、長らく使用されていなかった。 しかし、2015年に3号線の計画が復活し、2016年より建設工事が再開された。2020年頃開通予定で、その際にはこのホームが有効活用されるものと思われる。 なお、3号線は当初B型車6両編成、第三軌条集電方式の規格で計画され、このホームもその規格で建設されたが、現在3号線はA型車8両編成、架線集電方式の規格に変更されたため、ホームも一部改修される予定。 |
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太平湖車両段内で入替運転を行うDKZ16型。左側に見えるホームは、出入庫線上にある車両段内の職員専用ホーム。なお、出入庫線はデルタ線となっており、西直門方面および積水潭方面へつながっている。 | |
太平湖車両段にて検査を受けるDK16型T108編成。(現存せず) | |
太平湖車両段に留置されているDK2型。北京地下鉄最初の営業用車両で、1969年に75両、1970年に5両の計80両が製造された。現在は全車運用離脱している。車両寸法は長さ19,000mm×幅2,650mm×高さ3,509mm。開業当初の塗装で残っており、緊急時の訓練用の車両として使用されているものと思われる。 | |
DKZ16型への置き換えが完了後も、太平湖車両段の片隅に残存しているBD11型。1号線のDKZ4型に準じた車体で2000年に6両編成2本のみが製造されたが、現役時でも滅多に走ることはなかった。GTOチョッパ制御車で、6M0Tの6両固定編成。車両寸法は長さ19,000mm×幅2,800mm×高さ3,510mm。 先述の通り2号線は既にDKZ16型で統一されており、今後営業運転で走ることはないと思われる。編成も3両ごとに分割されている。 |
2号線DKZ16型電車走行音(鼓楼大街→安定門) | IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。 Tc-M-T-M1-M-Tc(3M3T)の6両編成。 ドアエンジンは電気式。 |
2号線DKZ16型電車走行音(安定門→雍和宮) | |
2号線DKZ16型電車走行音(建国門→朝陽門) | |
2号線DKZ16型電車走行動画(北京站にて) | 車掌の先頭車からのドア扱いの後、北京站を発車するDKZ4型。 発車ベルは2007年に導入された。 |
2号線DKZ16型電車走行動画(西直門にて) | 世界最短クラスの2分間隔で運行される、ラッシュ時の2号線を定点撮影。前の列車が発車した直後に、通常の速度で次の列車が駅に進入している。 |
2号線DKZ16型電車前面展望動画(崇文門→前門) | 前面窓の上のモニターには、車内の防犯カメラからの映像が映し出されている。前照灯は、駅進入時は必ず一旦消灯する。 |
2号線DKZ16型電車走行動画 | トンネルの壁面に設置されたLCDによる、大型トンネル内CMの映像。複数個所に設置されている。 |