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青空の下を駆ける、ロカ線の日本製電車。

アルゼンチン(現地呼称:アルヘンティーナ)では現在、首都のブエノスアイレスで地下鉄・都市鉄道が運行されている。日本から約18,000km、ほぼ地球の反対側に位置するアルゼンチンであるが、日本との鉄道に関する接点は非常に多い。

ブエノスアイレスの地下鉄は1913年に開業した。当時、東京への地下鉄建設を計画していた日本から視察団が派遣され、その結果完成したのが銀座線である。銀座線の初期開通区間のホームやトンネルの柱の構造、ホームと直結した改札等はブエノスアイレスA線のそれと類似しており、東京の地下鉄の母はブエノスアイレス地下鉄であると言えるであろう。

それから80年余りを経て、今度は営団地下鉄(当時)の丸ノ内線から500形(300形・900形を含む)が131両、1995年〜1996年にブエノスアイレス地下鉄へ譲渡され、併せて車両整備等に関する支援も行われた。それはまるで「親孝行」のようでもある。その後も、1999年〜2000年に名古屋市交通局の300形・250形・1200形78両、2015年に名古屋市交通局5000形30両が譲渡され、引き続き地下鉄車両として第二の職場で活躍している。日本の地下鉄事業者から譲渡された営業用電車のうち、譲渡先でも引き続き地下鉄車両として使用されている例は日本国内外含めてもブエノスアイレスへの譲渡車のみである。

また、ブエノスアイレスの都市鉄道(電化区間)でも1970年代〜1980年代に数多くの日本製車両が導入された。このうちロカ線は電車の製造だけでなく、交流電化・信号設備・軌道も日本の技術支援によって実施され、架線支持金具の可動ブラケットやビーム、信号機の形状にも日本の特徴が表れている。

地下鉄の母を訪ねて五千里。アジアを飛び出して地球の反対側へと向かった。


Hola, Subte de Buenos Aires!!

世界で最も南の地下鉄であるアルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄。現地では「Subte」(スブテ)と呼ばれて親しまれている。
元 営団地下鉄丸ノ内線300形・500形・900形や名古屋市交通局東山線300形・250形・5000形、名城線1200形が活躍することで有名だが、1930年代製の吊り掛け駆動の車両から最新のVVVF制御車両まで新旧車両が数多く運行されている。
撮影した映像をPV風にまとめました。

BGM:「Fra's Forum」さんのサイトの音楽素材を使わせて頂いております。
制作:管理人 Pierre2427
Full HD Video

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