営団500形里帰り車両 「中野車両基地見学ツアー」展示(開催前日)

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東京メトロは地下鉄開通90周年感謝祭「TOKYO METRO 90 Days FES!」のスペシャル企画の一環で、2017年12月10日に公募制イベント「中野車両基地見学ツアー」を開催し、車体整備後の500形の姿を初めて一般公開した。

イベント開催前日(2017年12月9日)には、車両基地構内にて500形の入換(アントによる牽引・推進)、銀座線01系01F(中野車両基地内動態保存車)の自走による入換・試運転、展示車両である銀座線1000系1140F(特別仕様車)の上野検車区からの送り込み回送等が行われた。

※中野車両基地の写真はすべて敷地外より撮影

車両基地内展示スペース確保等のため、中野車両基地内で構内入換をする02系20F。
中野車両基地にて教習用として動態保存されている01系01F(01-101、01-201、01-601の3両編成)。普段は車両基地の端で留置されていることが多いが、この日は珍しく自走する姿が見られた。ドアの開閉試験後、構内を2往復した。
02系と並ぶ、構内試運転中の01系01F。
500形入換のため、アントが登場。
アントに牽引され、「前検査庫」に通常保管されている500形がお出まし。新車のような美しさに蘇った姿が徐々に現れた。アントの次位の車両は584。
アントに牽引され、屋外へと出る500形。
鮮やかな真っ赤に塗られた771・734・584の3両編成が青空の下を行く。背後に01系、右奥に02系と、1990年代前半にタイムスリップしたかのような光景が見られた。
丸ノ内線の先輩・後輩の並び。2018年には02系後継車の新型車両が導入される模様で、3世代の並びが見られる日も遠くない?
771号車を2016年7月21日のアルゼンチン(ブエノスアイレス地下鉄)から里帰り直後と、今回整備後とで同アングルで比較。まさに劇的ビフォーアフターで、一見同じ車両には見えない。整備の苦労の跡が伺える。
一旦、車両基地の奥(37番線)まで移動。
推進運転で、構内を進んでいく。
02系に囲まれる中を行く500形。現役時代末期を彷彿とされる。
8番線に入線。
翌日の展示所定位置に停車。
両側を02系に囲まれる。
当日、幕は東京を表示。「ブエノスアイレス発東京行き」を示しているかのように。
車両基地内に留置されていた1000系1111Fが入換。
午後、イベント展示車両である銀座線1000系1140F(特別仕様車)が上野検車区より到着。仲間の1111Fと一瞬並んだ。
構内をジグザグに進んでいく。
1111Fも再度引き上げ。
夕方、再び01系01Fが27番線より入換を開始。
37番線に入線し、02系22Fと並ぶ。
前照灯を点灯し、構内を自走。
5番線に入線し、停止した。入線確認だったのであろうか?

(注:イベント当日は6番線にて展示された)
再度入換えし、元の場所(27番線)へと戻る。
8番線に留置されている500形。両側を02系に囲まれたまま、日没を迎えた。
構内の照明が丁度500形の前面に。スポットライトを浴びる明日の主役。
2017年12月9日、翌日に開催の「東京メトロ中野車両基地見学ツアー」にて展示のため、構内をアントに牽引されて移動する営団地下鉄500形584-734-771の3両編成。復元作業を終え、新車のような美しい状態に蘇った。01系保存車(01F)や02系とも並び、1990年代前半にタイムスリップしたかのよう。
アルゼンチンから里帰りした500形の一般への公開は、今回が初であった。

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2017年12月10日開催の「東京メトロ中野車両基地見学ツアー」展示に備え、アントの推進運転により展示場所へと移動する営団地下鉄500形584-734-771の3両編成。

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