営団500形里帰り車両 「中野車両基地見学ツアー」展示(開催当日)

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2017年12月10日、東京メトロは地下鉄開通90周年感謝祭「TOKYO METRO 90 Days FES!」のスペシャル企画の一環で、公募制イベント「中野車両基地見学ツアー」を開催。当イベントでは、車体整備後の500形の姿が一般に初公開され、丸ノ内線02系(分岐線車両)・銀座線01系01F(動態保存車)・銀座線1000系1140F(特別仕様車)と並べての撮影会、500形の車内の見学、中野工場の見学、1000系1140Fの車内・運転台の見学が行われた。当イベントは180名が当選し、報道によると倍率は15.4倍だったとのことである。

当管理人は運良くイベントに当選し、当日参加することが出来た(今まで追いかけてきた情熱が届いたのかもしれない)。あいにく、諸般の事情でイベント中の様子はここに掲載することはできないが、当日敷地外より撮影した写真等を紹介する。

500形は584を登場時、734をB修時(丸ノ内線引退時)、771をブエノスアイレス地下鉄時代の3仕様で復元している。イベント中には復元にあたっての苦労話や秘話等も伺うことが出来た。771はブエノスアイレス地下鉄の広告やステッカーを車内に掲出している(ステッカー類はブエノスアイレス地下鉄からの寄贈品とのことである)。

500形は今回、1次補修が完了。電気系統の整備は未着手のため、自走することはできない。今後、自走可能となるよう、さらに整備を進めていく予定とのことである。

※中野車両基地の写真は、注釈部を除きすべて敷地外より撮影

中野車両基地のイベント会場入口。事前公募制で、180名の当選者のみ入場することが出来た。当選者以外は入場不可のため、入口前には特に看板は掲げられていなかった。
イベント会場にて撮影会が行われた、500形771・734・584、02系82F(分岐線車両)、01系01F(動態保存車)、1000系1140F(特別仕様車)。今まで並ぶことのなかった過去と現在の車両の豪華4並び。

※イベント終了後に敷地外より撮影
里帰り後、初の一般公開となった500形771・734・584。綺麗に整備された車体が眩しい。イベント参加者は車内の見学も行い、この車両に詰まった復元にあたっての苦労話や秘話等も伺うことが出来た。
車両基地内に並ぶ赤と黄色の鮮やかな車体。そして手前には伝統のサインウェーブ(サインカーブ)を纏う02系B修車の姿も。
イベント参加者は中野工場の見学時間も設けられ、入場中の02系47Fや各種カットボディ・部品の見学、パンタグラフの操作体験を行うことが出来た。

※当写真は2017年3月12日に行われた「さよなら銀座線01系メモリアルトレイン」の際のものです。(今回のイベントの工場見学もこの時とほぼ同内容だったため、参考までに掲載)
イベント終了後の夜。中野車両基地を再訪してみると、既に500形は「前検査庫」に戻されていた。すりガラスの向こうに、500形の赤い車体がぼんやりと浮かび上がる。
車両撮影会が行われた4〜9番線。すべての展示車両が撤収し、もぬけの殻となっていた。
01系01Fも定位置に戻っている。
イベント参加者に配布された記念品。特製のタオル、カレンダー、ポストカード、「TOKYO METRO 90 Days FES!スタンプラリー」で用いられる「TOKYO METRO 90 Days FES!PASSPORT」(スタンプラリー期間中、東京メトロ各駅にて配布)が配られた。

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